札中英研　５年度総会　１０月４日に研究大会　役員改選で木村会長再任

（札幌市 2023-06-02付）

札中英研総会

　札幌市中学校英語教育研究会（札中英研）は５月１２日、市内の中島体育センターで５年度総会を開催した。１０月に第７回道中学校英語教育研究会研究大会兼第１０回市中学校英語教育研究会研究大会を開催するなどの年間計画を承認した。役員については、石山中学校長の木村嘉宏会長を再任した。

　開会あいさつに立った木村会長は、これからの英語教育について「小・中・高校が一体感を持って、改善・充実を図っていくことがますます重要」と強調。本年度から、道中学校・高校英語教育研究大会に小学校が加わり、新たなスタートを切ることから「各学校でどのような実践が行われているのか交流し、良き実践に触れ、会員一人ひとりが心地良い刺激を受け合いながら絆が深まる研究会として発展していくことを切に願っている」と期待した。

　引き続き、木村会長が５年度の活動方針や事務局体制などについて説明。活動の包括的重点として「感染症対策を講じた研究会運営の推進」「北中英研とのつながりを重視した取組の推進」「会員負担軽減の推進」「人材を育てる組織づくり」を掲げた。

　議事に移り、会長方針を踏まえた５年度活動方針として①研究実践を通じて本市の英語教育をリードする研究会②英語を学ぶ機会の提供③共に学ぶ④関係諸団体との連携⑤組織の強化⑥組織運営に関わる業務負担の軽減―の６点に取り組んでいくことを確認した。

　研究主題は「主体的・対話的で深い学びを体現する生徒の育成～いきいきと粘り強く学び続ける生徒を育成する視点からの授業改善」とし「思考・判断・表現を繰り返し、資質・能力を高める授業づくり」「互いの考えや気持ちを伝え合い、理解し合う即興的・対話的な言語活動の充実」など４点を重点として示した。

　活動計画では、１０月４日にホテルライフォート札幌を会場に第７回道中学校英語教育研究会研究大会兼第１０回市中学校英語教育研究会研究大会を開催し、公開授業や講演を行う予定を確認した。

　また、夏季休業と冬季休業にワークショップ、６月と１１月に学習会を開催し、英語教育についての知識の深化や授業力向上を図っていくことを申し合わせた。

　生徒対象の事業としては、９月１８日にホテルライフォート札幌で高円宮杯全日本中学校英語弁論大会、１０月２１日にリフレサッポロで市中学校英語暗唱大会を開催する予定だ。

　本年度の役員はつぎのとおり。

＝全員校長、敬称略＝

▽会長＝木村嘉宏（石山中）

▽副会長＝三上寛晃（厚別北中）、今野洋介（厚別中）、荒木信幸（新川西中）―新、佐々木豊文（稲陵中）、大道弘孝（北野台中）、武富洋一（平岸中）―新、伊東美智恵（明園中）―新、伊藤公一（真栄中）

▽事務局長＝関根昌彦（定山渓中）

(札幌市 2023-06-02付)