アクションプランの策定方針　健康・生活の質向上へ　民間の知見導入、官民協働

（札幌市 2023-06-14付）

　札幌市は、第２次まちづくり戦略ビジョンの次期中期実施計画となる「アクションプラン２０２３」の策定方針をまとめた。「まちづくりの取組（計画事業）」の策定に当たっては、市民の健康や生活の質の向上につながる取組、魅力や活力向上につながる将来に向けた取組を推進する考え。市民ニーズの活用・反映、民間の知見の導入、官民協働の取組などを視点に検討を進めていく方針だ。

　アクションプランは、第２次まちづくり戦略ビジョンを実現するための中期実施計画で、今後の財政運営や予算編成の指針となるもの。

　１２日の第２回定例市議会で、秋元克広市長が本年度中に策定する考えを明らかにした。

　計画期間は５年度から９年度までの５年間。

　「まちづくりの取組（計画事業）」の策定に当たっては、物価高騰や新型コロナウイルス感染症によって顕在化した喫緊の課題を含め、市民の健康や生活の質の向上につながる取組を進めるとともに、都市のリニューアルなど魅力や活力向上につながる将来に向けた取組を積極的に推進することを基本的な考え方として示した。

　戦略ビジョンの戦略編案で示した「ユニバーサル（共生）」「ウェルネス（健康）」「スマート（快適・先端）１、２」「人口減少緩和」の５つの分野横断的に取り組むプロジェクトの観点を考慮しながら、８つのまちづくりの分野の体系に沿った計画体系とし、市民ニーズの活用・反映、民間の知見の導入、官民協働の取組、指標を用いた事業評価とスクラップアンドビルドの徹底などを視点に事業を構築していく方針。

　今後は、８月下旬に市長査定を行ったあと１０月上旬に計画案を提示する予定。パブリックコメントを経て１２月上旬に策定する見通しだ。

(札幌市 2023-06-14付)