京極町５年度教育行政執行方針　部活動在り方説明会開催へ　保護者含めた講座開設など

（市町村 2023-06-15付）

中村寿樹教育長

　【小樽発】京極町教委の中村寿樹教育長は５年度教育行政執行方針において、個別最適な学びの充実に向けて教職員の町内研修や保護者を含めた講座を開設し、教職員へのサポートと学習環境づくりを継続するとした。また中学校部活動の在り方について、具体的な準備を進めていく。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼学校教育の充実

▽１人１台端末を活用した「個別最適な学び」の充実

　プログラミング的思考を身に付けるための教職員の町内研修や保護者を含めた講座を開設し、教職員へのサポートと学習環境づくりに継続して取り組む。

▽学力向上に向けた取組の推進

　京極ＶＩＳＩＯＮをもとに小・中学校が連携し、学力向上の一層の取組を推進する。家庭学習の手引等を活用し、学習規律や望ましい生活リズム、家庭学習の習慣定着に向け、継続して取り組む。小学校での職業調べ、中学校の職場体験学習など９年間を通して自らキャリア発達への見通しを持ち、振り返りながら学んでいくためのキャリアノートを活用し、キャリア教育の充実に向けて取り組む。加配教員や非常勤講師の配置を継続し、習熟度別少人数指導やチーム・ティーチング等による学習指導の充実に取り組む。

▽特別支援教育の充実

　個別の教育支援計画、個別の指導計画の作成と活用による指導の充実と学習環境の整備を進めていく。通常の学級に在籍する児童生徒に対しても、通級指導教室との連携や特別支援教育支援員を加えて配置する。

▽子育て家庭への支援の充実

　学習教材への支援や部活動等における全道、全国規模大会への支援、高校生の通学支援などを継続する。

▽保・小・中の連携

　保育園と小学校の連携・協力によって園児と児童との交流や保育士と小学校教員による情報共有の場を設け、相互理解によってスムーズで効果的な接続の推進に努める。小学６年生を主とした中学校教員による乗り入れ授業を継続し、円滑な学びにつなげるよう連携を図り、取組を進める。

▽学校運営協議会の推進

　各学校の教育課程を主軸に、学校の応援団として教育課題へ対応できるよう学校と地域、教育委員会との連携・協働体制の確立、充実のために組織の強化や活動の充実と支援に努める。

▼生涯学習の推進

▽各種講座・教室の充実

　京極を学び、理解を深めた小学４・５年生と丸亀市の子どもたちとの視察研修会を継続する。

▽子どもを見守る活動の推進

　通学路の定期的な点検や危険個所マップの作成・啓発を行う。町健全育成会と連携した交通安全運動、あいさつ運動で見守り活動を継続する。

▽読書活動の促進

　「京極読書新聞」など児童生徒の読書活動の啓発と利用促進に向けた情報提供を積極的に進める。図書ボランティア・司書体験活動などを通して人材の発掘・育成に努める。

▼スポーツ活動の推進

▽スポーツ少年団活動の充実

　将来の望ましい中学校部活動の在り方について、後志教育局や関係機関と連携のもと、保護者や地域住民への理解を深める説明会を開催するなど、具体的な準備を進める。

(市町村 2023-06-15付)