道教大 新たな教師の学びへ 研修コンテンツ開発着手 情報教育など5つ 6年度公開(学校 2023-06-16付)
道教育大学は本年度、「新たな教師の学び」に対応したオンライン研修コンテンツの開発に着手する。情報教育、外国語教育、いじめ防止など5つの教育課題に対応する内容を想定しており、文部科学省が6年度からの運用開始を目指している教員研修プラットフォームで公開することで受講が可能となる見通し。
文科省は研修の効率的な記録作成・管理・閲覧を可能とする「研修受講履歴記録システム」と、各種研修コンテンツを一元的に収集・整理・提供する「教員研修プラットフォーム」の一体的な構築に向けた準備を進めている。両システムの自動連携によって必要な研修の検索や研修成果の確認、教員育成指標との関連の「見える化」が可能となる。
本年度は新システムの導入準備とプラットフォームに公開する研修コンテンツの開発を進めており、道教育大学が開発を担うコンテンツは「情報教育・プログラミング」「外国語教育」「いじめ防止」「外国人児童生徒への対応」「安全教育」の5つ。大学が有する専門性やリソースを活用し、各課題に対応する教員の資質・能力の定着を図る。
このうち情報教育では情報活用能力の育成を土台とするICTを活用した授業づくりを、外国語教育では「主体的・対話的で深い学びの実現」に向けた単元構成や授業づくりや教材の活用などを扱う。
いじめ防止のコンテンツでは小学校段階における学級経営の基盤づくりをテーマに設定。外国人児童生徒への対応では基本的な知識と現場での対応方法を身に付ける内容を想定している。
安全教育の分野では、千島・日本海溝巨大地震に備えるための危機意識や実践力を高める防災教育の授業づくりを扱う予定となっている。
(学校 2023-06-16付)
その他の記事( 学校)
OKAERe南ひやま学で2年生 ゼミ形式で探究活動 SDGsと地域課題解決 江差高
【函館発】江差高校(古谷尚校長)が総合的な探究の時間に取り組む地域学「OKAERe南ひやま学」が2年目を迎えた。本年度は新たに2年生がゼミ形式で探究活動を開始。江差町内に障がい者支援施設「...(2023-06-23) 全て読む
新しい歴史と伝統築いて 函館南茅部中 開校記念式典
【函館発】函館市立南茅部中学校(山口哲也校長)は17日、同校で開校記念式典を挙行した。全校生徒84人をはじめ、教職員や来賓ら約140人が出席し、同校の新たな船出を祝った。 同校はことし...(2023-06-23) 全て読む
リーディングDX指定の旭川緑が丘中 ICTで働き方改革を 新保氏招き校内研修配信
【旭川発】文部科学省の新規事業「リーディングDXスクール事業」の指定校、旭川市立緑が丘中学校(貞弘真悟校長)は12日、同校で校内研修を開いた。学校DX戦略アドバイザーで認定NPO法人ほっか...(2023-06-22) 全て読む
帯農高 新規就農プログラムが始動 農家ではなく農業家に 経営課題解決へ専門家講義
【帯広発】帯広農業高校(佐藤裕二校長)が十勝総合振興局およびYUIME㈱(東京、上野耕平社長)と協働して本年度から始動した「新規就農プログラムモデル」の研究開発において、15日に同校で初回...(2023-06-21) 全て読む
瀧澤校長中心にるるもっぺPJ 生徒の多様な進路実現 3学科横断の選択履修等 留萌高
【留萌発】留萌高校(瀧澤共喜校長)は、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて本年度から3ヵ年計画で「新しい伝統校の構築~るるもっぺプロジェクト」に取り組んでいる。5年度道立高校長の庁内公募で決定...(2023-06-21) 全て読む
建設企業が扇風機寄贈 美唄聖華高の環境整備へ
【岩見沢発】美唄聖華高校(蓮見知之校長)は7日、美唄市の建設企業・(株)岸本組から扇風機の寄贈を受けた。地元のスポーツや教育活動に貢献したいという同社の思いから長年継続されている取組。蓮見...(2023-06-16) 全て読む
建設企業に感謝状 美深町教委 学校環境整備で 仁宇布小中で遊具塗装など
【旭川発】美深町教委は12日、町内の建設企業・(株)山崎組への感謝状贈呈式を執り行った。地域貢献活動の一環として実施した美深町立仁宇布小中学校の校庭遊具塗装、駐車場ライン引きに対するもの。...(2023-06-16) 全て読む
防犯看板設置で感謝状 旭川永山西小 建設企業に
【旭川発】旭川市立永山西小学校(千葉昌之校長)は9日、同校で市内の建設企業・北進開発(株)の地域貢献活動に対し感謝状を贈呈した。防犯上有効な5つの行動を示す標語「いかのおすし」の看板を設置...(2023-06-15) 全て読む
渡島局 EBE事業推進校 長万部高、松前高を指定 中学校と連携し学習習慣定着
【函館発】渡島教育局は本年度、道教委のエビデンスに基づく資質・能力育成事業において、長万部高校と松前高校を推進校に位置付け、生徒の望ましい学習習慣定着に向けた取組を開始する。両校が所在する...(2023-06-14) 全て読む
帯農高 十勝総振局等と連携し 新規就農プログラム研究 農業経営者が計11回講義
【帯広発】帯広農業高校(佐藤裕二校長)は本年度、十勝総合振興局、YUIME㈱と協働して「新規就農プログラムモデル」の研究開発に取り組む。農林水産省の補助事業「農業の魅力発信コンソーシアム」...(2023-06-13) 全て読む