ポッカのレモンレシピコンテスト　三笠高の受賞作商品化　２７日まで大丸札幌店で販売

（学校 2023-06-26付）

三笠高レモンレシピコンテスト

　三笠高校（藤田博史校長）の生徒を対象に、ポッカサッポロフード＆ビバレッジ㈱が主催したレモンレシピコンテストの受賞作品が商品化された。受賞したのは「レモンのまんまるパリブレスト」「シャルロット・オ・シトロン」の２商品。あす２７日まで大丸札幌店で限定販売している。

　同校は、道内唯一の食物調理科単置校。調理師や製菓衛生師を目指す生徒たちが様々な活動を行っている。

　一方、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で高校生レストランの営業が制限されるなど、学びの機会が減少していた。

　そうした中、その道のプロを目指す生徒たちの活動を応援しようと、ポッカサッポロフード＆ビバレッジが生徒対象のレモンレシピコンテストを４年度に企画。ポッカサッポロの主力事業であるレモンを生かしたレシピ開発を通して、社会との接点を増やすことにつなげるとともに、考案から提供までの一連の流れの中で学びを得てもらうことを目指した。

　製菓部、調理部に所属する２・３年生から１３レシピがエントリーされ、昨年１２月の最終審査で調理部部門から３レシピ、製菓部部門から２レシピが受賞作品に決定。

　今回、石屋製菓㈱の協力を得て、製菓部部門を受賞した「レモンのまんまるパリブレスト」「シャルロット・オ・シトロン」の商品化が実現した。

　２１日の販売開始に当たり、札幌市内の白い恋人パークで発表会を開催。ポッカサッポロレモンアンバサダーを務める杉谷拳士さん、北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手、石屋製菓の石水創社長、ポッカサッポロ北海道㈱の黒柳伸治社長がゲストとして参加した。

　レモンのまんまるパリブレストは、クッキー生地を重ねたシュー生地のザクザクとした食感、レモンの爽やかな風味の効いたカスタードクリームとチーズクリームが特徴。考案した３年生の佐野知咲さんと五十嵐真央さんは「今までにない味わい、組み合わせを楽しんでほしい」と期待した。

　シャルロット・オ・シトロンは、レモンの酸味を引き立たせるためマンゴーソースを組み合わせる工夫を取り入れた。考案した３年生の吉田海斗さんと西山縁さんは「食べた人が喜んでくれること、レモンが苦手な人にもおいしく食べてもらうことを大事にしてきた」と思いを伝えた。

　レモンのまんまるパリブレストを試食した小野選手は「チーズとレモンがバランス良く入っていておいしい」と感想を。シャルロット・オ・シトロンを試食した杉谷さんは「レモンの酸味・苦みがマンゴーとうまく重なり合っている」と好感触だった。

　このあと、生徒たちと杉谷さんが大丸札幌店で販売応援に立った。

(学校 2023-06-26付)