高校生ものづくり道大会電子回路 札幌琴似工高 加藤さん最優秀 岡和田さん優秀賞 全国へ(学校 2023-07-04付)
道ブロック大会に参加した3人。加藤さん(中央)が最優秀賞、岡和田さん(左)が優秀賞を受賞した
工業高校等の生徒が技術や作品の出来栄えを競う第23回高校生ものづくりコンテスト北海道ブロック大会の電子回路組立部門において、札幌琴似工業高校(宮岡勝郎校長)情報技術科3年の加藤舜也さんが最優秀賞、同じく3年の岡和田響さんが優秀賞を受賞した。加藤さんは8月に開かれる若年者ものづくり競技大会、岡和田さんは、11月の高校生ものづくりコンテスト全国大会へ出場する。電子回路組立部門で同校の生徒が全国大会へ進むのは3年連続。
高校生ものづくりコンテストは、生徒のものづくりへの関心を高め、技術・技能の向上と相互交流を図ることを目的に毎年開催しているもの。主催は道工業高校長会、道工業高校クラブ連盟。
本年度電子回路組立部門の道ブロック大会は、5月18、19日に同校で開催。道内の5校11人が出場し、同校からは加藤さん、岡和田さんと岸里優輝さんの3人が参加した。
同部門では、当日与えられた課題に基づいて回路を設計し、電子部品をはんだ付けして組み立てるほか、モーターやブザーが正常に動くようプログラミングしてその精度を競い合う。
3人は、約半年間、放課後や休みの日を使って様々な予想問題に取り組みながら、はんだ付けやプログラミングの練習を積み重ねてきた。
加藤さんは、素早く入力する際にどうしてもエラーが起きてしまい、どうすれば解決するかを必死に考え、何度も繰り返し練習してきたという。「本番で練習の成果を発揮できて良かった」と笑顔で話す。
ものづくりコンテストに出場することをきっかけにプログラミングを始めたという岡和田さんは「プログラムを打つ速さは考えず、正確に打つことを意識した。組み立ても何度も練習を積み重ねて大会に臨んだ」と振り返った。
今後、加藤さんは8月に静岡県で開催される第18回若年者ものづくり競技大会に、岡和田さんは、11月に福岡県などで開かれる第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会に出場する。
加藤さんは「全国大会で自分の力を最大限に発揮できるよう、今後も毎日練習に励みたい」と意気込んだ。
指導してきた山本克郎教諭は「毎日懸命に練習してきたことが結果につながってうれしい。上位入賞を目指して頑張ってほしい」と期待を寄せた。
(学校 2023-07-04付)
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