札幌市立高間連携の単位認定　全教科・科目が対象に　実施要項改正し制限廃止

（札幌市 2023-07-04付）

　札幌市教委は、市立高校の学校間連携による単位認定の実施要綱を改正した。課程・学科・コース等の制限を廃止し、総合的な探究の時間を含む全ての教科・科目が単位認定の対象となった。

　市教委は、市立高校における特色ある教育の一層の充実に資することを目的に、学校間連携による学習成果の単位認定を推進。生徒の能力・適正、興味・関心などが多様化していることを踏まえ履修選択の幅を広げ、個に応じて専門性の高い科目や特色のある科目の学習を促進している。

　希望する生徒が在籍する高校（連携実施校）と当該生徒が教科・科目を受講する高校（連携協力校）で学校間連携合意書を取り交わすことで実施できる。

　一方、これまでは連携実施校の科目の開設状況によっては、単位修得が認められない場合が生じていた。

　学校教育法施行規則の改正などに伴い、市教委は６月、実施要綱を改正した。

　課程・学科・コース等の制限を廃止。連携実施校における科目開設の有無にかかわらず、連携協力校の総合的な探究の時間を含む全ての教科・科目を対象とできる。

(札幌市 2023-07-04付)