日高局　第２回管内教育長会議　部活動移行へ協議会を　ニーズやリソース把握へ

（道・道教委 2023-07-12付）

第２回日高管内教育長会議

　【苫小牧発】日高教育局は５日、浦河町内の日高合同庁舎で５年度第２回管内教育委員会教育長会議を開催した。管内７町の教育長らに所管事項を説明。部活動の地域移行について「本年度は各町が協議会を立ち上げることを通して、それぞれの地域のニーズやリソースを把握し、方向性を町内で共有してほしい」などと求めた。

　開会に当たり、行徳義朗局長があいさつ。新型コロナウイルスの感染防止について引き続き徹底を求めたほか、学力向上に関し、ある会議で小・中学校のグループ協議に高校長が参加し勉強していた例を紹介し「高校長が自分から小・中学校長の会議に参加したいと言うのはなかなか難しいと思うが、日頃からそうして交流していればいざというときにも円滑に連携できる。教育委員会から声をかけ、参加を促していただければ」と求めた。

　また服務規律について、順守することはもとより、何か起きたときの初動の大切さを指摘し「何かあった場合は遠慮なく相談してほしい」と促した。

　続いて、佐藤基企画総務課長と鈴木毅教育支援課長が所管事項を説明。

　佐藤課長は、学校における法務相談支援事業や働き方改革推進事業など７点について説明。「スクールロイヤー相談事業は、相談することで担当者の負担軽減にもつながる。積極的に活用してほしい」などと求めた。

　また鈴木課長は学力向上や体力向上、生徒指導、特別支援教育など１６点について説明。学力向上について「向上しようと頑張っている学校と、例年どおりの学校の差が拡大してきている。各校の意識や取組について今一度把握してほしい」と。

　部活動の地域移行について「本年度は各町が協議会を立ち上げることを通して、それぞれの地域のニーズやリソースを把握し、方向性を町内で共有してほしい」と述べ、円滑な推進に理解と協力を求めた。

(道・道教委 2023-07-12付)