上川管内学校等の文科省・道教委指定事業 リーディングDXスクール 旭川市内4校指定 上川局 文科7、道教委15事業(道・道教委 2023-07-12付)
【旭川発】上川教育局は、管内の道立学校、市町村における本年度の文部科学省および道教委の指定事業をまとめた。文科省で7事業、道教委で15事業の計22事業。文科省のリーディングDXスクール委託事業に旭川市立緑が丘小学校、旭川市立緑新小学校、旭川市立西御料地小学校、旭川市立緑が丘中学校が指定されたほか、道教委の自主・自律的な学習習慣・生活習慣確立モデル事業に富良野市立富良野小学校、愛別町立愛別小学校、旭川市立旭川中学校、美瑛町立美瑛中学校、東川町立東川中学校が指定された。
指定事業の概要はつぎのとおり。
◆文科省
▼スーパーサイエンスハイスクール事業
▽指定先=旭川西高
高校および中高一貫教育校における先進的な科学技術、理科・数学教育を通して、生徒の科学的能力および技能ならびに科学的思考力、判断力および表現力を培い、将来国際的に活躍し得る科学技術人材等の育成を図る。
▼学校を核とした地域力強化プラン「地域と学校の連携・協働体制構築事業(地域と学校の連携・協働体制の構築)」
▽指定先=富良野市、和寒町
地域学校協働活動やコミュニティ・スクールの運営方法等を検討する運営委員会の設置や、事業関係者の資質向上や情報交換等を図るための研修等を行い、地域学校協働活動やコミュニティ・スクールの一体的な推進を図る。
▼学校を核とした地域力強化プラン「地域と学校の連携・協働体制構築事業(地域学校協働活動の実施)」
▽指定先=士別市、名寄市、富良野市、東神楽町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村、和寒町、剣淵町、下川町、美深町、幌加内町
地域学校協働本部ならびに地域の実情に応じた仕組みのもとで、取組の内容に応じて必要な人員を配置し、無償ボランティアを含む地域の様々な方々の参画を得て、様々な地域学校協働活動の総合化・ネットワーク化を進めつつ実施するよう努めるとともに、活動の充実を図る。
▼学校を核とした地域力強化プラン「地域における家庭教育支援基盤構築事業」
▽指定先=東神楽町、東川町
家庭や地域と学校との連携・強化を図りつつ、家庭教育支援員等の養成、家庭教育支援チームの組織化、家庭教育支援員の配置等を行い、身近な地域における保護者への学習機会の提供や親子参加型行事の実施、相談対応や情報提供等の支援活動の実施に加え、児童虐待の未然防止・早期発見などの対応を含め、支援が行き届きにくい家庭への対応を充実させることによって、家庭教育支援チーム等による取組の拡充・強化を図りつつ、地域における家庭教育支援の基盤を構築する。
▼教育課程特例校
▽指定先=東川町東川幼稚園、東川町東川小、東川町東川第一小、東川町東川第二小、東川町東川第三小、東川町東川中、東川高
学校や地域の実態に照らし、カリキュラムマネジメントに係る学校裁量の幅を拡大させ、教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成等に資するより効果的な教育を実施するため、学校や地域の特色を生かした特別の教育課程を編成して、教育を実施する。
▼学習者用デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究事業
▽指定先=名寄市
児童生徒が使用するための学習者用デジタル教科書について、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図る観点から、各教科や各発達段階に応じて、どのような学習者用デジタル教科書の効果的な活用方法があるかを実証研究し、今後の段階的な導入に関する検討材料とする。
▼リーディングDXスクール委託事業
▽指定先=旭川市緑が丘小、旭川市緑新小、旭川市西御料地小、旭川市緑が丘中
端末の活用状況を把握・分析するとともに、日常授業の改善を中心とする効果的な実践例(指導技術、指導プログラム)を創出・モデル化し、都道府県等の域内で校種を超えて横展開し全国展開することで、数年後に想定される端末更新期を迎える前に、全国すべての学校でICTの「普段使い」による教育活動の高度化を実現する。
◆道教委
▼地域医療を支える人づくりプロジェクト事業
▽指定先=旭川東高
高校および中高一貫教育校における先進的な科学技術、理科・数学教育を通して、生徒の科学的能力および技能ならびに科学的思考力、判断力および表現力を培い、将来国際的に活躍し得る科学技術人材等の育成を図る。
▼学校力向上に関する総合実践事業
▽中核校=旭川市大有小、名寄市名寄東小、名寄市風連中央小
▽指定校=旭川市近文小、旭川市北光小、旭川市北門中、名寄市名寄小、名寄市智恵文小、名寄市智恵文中、名寄市名寄東中、名寄市中名寄小、名寄市名寄西小、名寄市名寄南小、名寄市風連中、名寄市名寄中
▽指定先(働き方改革事業)=名寄市名寄東小
管理職のリーダーシップのもと、全教職員が一つのチームとなって包括的な学校改善を図りながら、今日的な教育課題を解決する学校モデルを構築し、実践の成果を普及・啓発することにより、本道の小・中学校の学校力向上を図る。
▼新しいかたちの学びの授業力向上推進事業
▽配置校=旭川市知新小、旭川市旭川第三小、旭川市光陽中、旭川市春光台中、富良野市富良野小、富良野市扇山小、富良野市東小
▽連携校=旭川市高台小、旭川市旭川小、旭川市神楽岡小、旭川市明星中、旭川市北星中、旭川市中央中、旭川市東光中、旭川市立神居中、旭川市神楽中、旭川市啓北中、旭川市永山南中、旭川市神居東中、旭川市広陵中、富良野市山部小、富良野市鳥沼小、富良野市麓郷小、富良野市樹海学校、富良野市布部小
児童生徒の資質・能力に積極的に取り組もうとする複数の小・中学校に1人ずつ新しいかたちの学び推進教員を配置し、その推進教員からなる「新しいかたちの学び授業力向上推進グループ」を活用して、小学校においては教員の授業力向上や学校全体の授業改善、中学校においては地域全体の数学に係る授業改善に取り組むとともに、成果の普及に取り組む。
▼退職教員等外部人材活用事業
▽指定先
・小学校=富良野市富良野小、愛別町愛別小、士別市士別南小、旭川市朝日小、名寄市名寄小、和寒町和寒小、旭川市愛宕東小、東神楽町東神楽小、旭川市千代田小、旭川市陵雲小、旭川市日章小、旭川市永山西小、旭川市永山小
・中学校=旭川市旭川中、美瑛町美瑛中、東川町東川中、旭川市緑が丘中、旭川市北門中、東神楽町東神楽中、旭川市広陵中、旭川市永山南中、士別市朝日中
・外国語活動=旭川市忠和小、旭川市千代田小、旭川市西御料地小、旭川市末広小、旭川市神居東小、旭川市末広北小、旭川市東五条小、旭川市新富小、旭川市永山西小、旭川市東町小、旭川市緑が丘小、旭川市旭川第三小、旭川市青雲小
北海道における喫緊の教育課題への対応のため、退職教員や社会人等を講師として配置し、それらを活用し、児童生徒の学力向上を図る。
▼自主・自律的な学習習慣・生活習慣確立モデル事業
▽指定先
・小学校=富良野市富良野小、愛別町愛別小
・中学校=旭川市旭川中、美瑛町美瑛中、東川町東川中
自主・自律的な学習習慣や生活習慣の確立に向け、端末を活用した取組を推進し、その成果を全道に普及する。
▼体育専科教員活用事業
▽指定先=名寄市名寄南小
児童の体力向上に積極的に取り組もうとする小学校等に「体育専科教員」を配置し、学級担任等とのチーム・ティーチングによる指導や授業づくりの支援等を行い、小学校教員の体育に関する指導力の向上や学校全体の体力向上の取組の充実を図る。
▼体育エキスパート教員活用事業
▽指定先=美瑛町美瑛小、美瑛町美瑛東小、東神楽町東聖小、士別市士別小、和寒町和寒小
児童の体力向上に関し、支援を必要とする複数市町村の小学校に対して「体育エキスパート教員」が巡回し、学級担任等とのチーム・ティーチングによる指導や体育授業の改善および授業以外の取組について支援や指導助言等を行い、小学校教員の体育の指導力向上および体力向上の取組の充実を図る。
▼武道推進モデル事業
▽指定先=富良野市富良野西中
国の委託事業の「5年度令和の日本型学校体育構築支援事業」に基づき、中学校等の体育授業において、武道授業における外部指導者の活用および複数種目の実践により多様な武道種目の指導内容や指導方法等の工夫について実践研究を行い、体育の授業改善を図る。
▼中1ギャップ問題未然防止事業
▽指定先=旭川市光陽中、旭川市豊岡小、旭川市東町小、鷹栖町鷹栖中、鷹栖町鷹栖小、鷹栖町北野小
小・中学校間の円滑な連携体制を構築し、学習指導と生徒指導を関連付けた教育活動の改善・充実を図ることによって、児童生徒のより良い人間関係を築く力を育成し、不登校児童生徒数の減少などの生徒指導上の諸課題の解決を図るなど、中1ギャップ問題の解消や未然防止を図る。
▼スクールソーシャルワーカー活用事業
▽指定先=鷹栖町、東神楽町、比布町、東川町、美瑛町、剣淵町、名寄市
いじめ、不登校、暴力行為など生徒指導上の課題および児童虐待、ヤングケアラーなど家庭環境上の課題に対応するため、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的な知識・技能を用いて、児童生徒の置かれた様々な環境に働き掛けて支援を行うスクールソーシャルワーカーを配置し、教育相談体制を整備する。
▼北海道CLASSプロジェクト(地学協働活動推進実証事業)
▽推進地域=上川町、東川町
教員の発達障がいに関する専門性の向上を図るとともに、管内の市町村教委と保健福祉部局等の連携を促進し、市町村における発達障がいのある子どもやその保護者への早期からの教育相談や支援体制の充実を図るため、道内全ての管内に連携推進地域を指定し、その取組の成果を広く道内に普及する。
▼高校における特別支援教育支援員配置事業
▽指定先=旭川西高、旭川北高(定時制課程)、士別翔雲高
高校における特別支援教育の充実を図るため、発達障がいを含む障がいのある教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する道立高校に特別支援教育支援員を配置する。
▼北海道ふるさと教育・観光教育等推進事業
▽実践校=東神楽町東神楽小(アイヌの人たちの歴史・文化等)、中川町中央小(北方領土)、南富良野町南富良野中(観光)
▽協力校=上富良野町上富良野西小(アイヌの人たちの歴史・文化等)、下川町下川中(北方領土)、上川町上川小(北海道の文化遺産等)、東川町東川第二小(観光)
道徳科、総合的な学習の時間、特別活動等において、「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」「北海道の文化遺産等」の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用したりすることによって、北海道についての理解を深め、郷土に対する愛着や誇りを育むふるさと教育・観光教育の充実を図る。
▼学校種間連携サポート事業
▽指定先=名寄市―名寄市智恵文小、名寄市智恵文中。中富良野町―中富良野町中富良野小、中富良野町宇文小、中富良野町中富良野中
中学校区における育成を目指す資質・能力の設定および小・中学校の教職員・保護者・地域住民による共有、小・中学校9年間を通じた教育課程の編成・実施等、地域の実情に応じた小中一貫教育の導入および円滑な実施への取組を支援することによって、学校種間連携による教育の質の向上を図る。
(道・道教委 2023-07-12付)
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