新任主幹教諭オンライン会議　同じ目線でアドバイス　後志局　３グループで交流

（道・道教委 2023-07-14付）

　【小樽発】後志教育局は６月中旬、新任主幹教諭オンラインミーティングを開催した。参加者は３つのグループに分かれて助言者の進行のもと、年度初めの様子やそれぞれの悩みなどをテーマに交流。参加者は「同じ目線からアドバイスをもらえ、意欲が高まった」「他の先生方の工夫を取り入れて実践していく」などと感想を述べた。

　取組は、後志局が独自に行っているＳｈｉｒｉＢｅｓｈｉ　Ｌｅａｒｎｉｎｇ　Ｂｏｘの一環として行ったもので、新任主幹教諭の不安を解消し、学校の組織力向上に向けた資質・能力を高めることがねらい。

　当日はオンライン上で３つのグループに分かれて交流。真狩村立真狩小学校の鎌田比呂史主幹教諭、小樽市立長橋小学校の斎藤傑主幹教諭、小樽市立長橋中学校の宮﨑貴宣主幹教諭の３人が助言者として進行しながら、事前アンケートで回答した悩みなどについて相談し合った。

　新任主幹教諭は「忙しいだけではなく、学校全体の運営に関わるプレッシャーを感じる」「どのタイミングで主幹としての仕事をするのかが難しい」などと現状について伝え合ったほか「仕事が多岐にわたる中、手探りではあるが、校長・教頭と先生方をつなぐパイプ役を担えればと考えている」などと思いを述べた。

　助言者の斎藤主幹教諭は、共通の悩みとして話題に上がった業務の効率化に触れ「仕事を抱え過ぎると動けない。いかに他の先生に動いてもらうかが大事」とし「道筋を立てて割り振るのが、われわれの仕事として一つ重要なところ」と意見を伝えた。

　最後に後志局の担当者は、今回の交流をもとに、自校のためにできることを考えてほしいと呼びかけ「ぜひ日頃から関わりをつくり、横のつながりを大切に」と期待を込めた。

　参加者からは「助言者の方の経験談を聞き、業務の効率化に向けてのヒントを得られた」「同じ目線で共感してもらったり、アドバイスをもらったりしたことで意欲が高まった」「話から得たことを自校に還元していきたい」などと感想が寄せられた。

(道・道教委 2023-07-14付)