翔び立て若き翼　北海道総体２０２３　競技ももてなしも全力　函西高　観光地の特色生かし　開幕まであと８日

（道・道教委 2023-07-14付）

　【函館発】競技も、もてなしも全力で＝―。函館西高校（古御堂徹校長）は、生徒会や美術部の生徒を筆頭に多岐にわたる場面で開催地を盛り上げる。観光地らしい“おもてなし”のマナーを身に付けた生徒らが、試合に臨む選手たちを快く出迎える。

　生徒会副会長を務める阿部麗那さん（３年）は道高校生活動推進委員の一人。他校の生徒との交流に興味を持ち、自ら参加を希望した。これまで道教委主催のインターハイ関連イベントや昨年１０月に函館市内で行われた「ウェルネスＦｅｓはこだて」に参加。インターハイをＰＲする活動に力を注いでいる。

　イベントでは、市がハンドボールと自転車競技の開催地となっていることを踏まえ、市立函館高校の生徒と共に競技体験ブースで案内役を務めた。スポーツに親しみを持ってもらえるよう、これまでの経験で培ったもてなしの心得を参考に精いっぱいの笑顔で対応した。

　美術部の生徒も選手の活躍を応援。市内の商業施設には、部長を務める佐藤心和さん（３年）が描いた高校総体ハンドボールのポスターが掲示されている。

　市内でも有数の観光地に位置する同校では、選手を迎える第一歩として、生徒らが西部地区のボランティア清掃も実施。

　今後は「函館駅ウェルカムボードを設置したい」と意気込む阿部さん。「試合直前の緊張感がほぐれるよう、観光地の生徒として、精いっぱいおもてなしできれば」と笑顔を見せる。

(道・道教委 2023-07-14付)