道特長　第１回理事研究協　実現に向け積極的に　新たな特支基本方針で

（道・道教委 2023-07-12付）

あいさつに立つ須見会長

　道特別支援学校長会（須見千慶会長）は１０日、道庁別館で第１回理事研究協議会を開いた。本年度障がい種別校長会の研究計画や、各支部の活動計画などを審議。あいさつに立った須見会長は、道教委が策定した新たな特別支援教育に関する基本方針の実現に向けて、今後も会として協議に積極的に関わっていく姿勢を示した。

　開会に当たり、須見会長があいさつ。道内の特別支援学校や高校において個人情報の漏えいや紛失、著作権の侵害などの事案が多数発生したことに触れ、個人情報の日常管理の仕方、取り扱いなどについてあらためて校内での確認・決定、見直しなどを進める必要性を示した。

　また、４月に道教委において新たな特別支援教育に関する基本方針が策定されたことに触れ、各関係会議において検討が進められていることを報告。その上で「基本方針の実現に向けて道特長として協議に積極的に関わっていきたい」との考えを示した。

　議事に移り、本年度障がい種別校長会の研究計画について審議した。

　視覚障がい教育では、２６日から２日間の日程で全日本盲学校教育研究大会を開くことや、９月３０日に視覚に障がいのある児童生徒などを対象とした体験型が学習イベント「科学へジャンプｉｎ北海道２０２３」を開くことなどを確認した。

　聴覚障がい教育では、１０月１９日から２日間の日程で開く全日本聾教育研究大会奈良大会に参加することや、道聴覚障害教育研究大会旭川大会を９月２１日から２日間日程で開催することなどを申し合わせた。

　知的障がい教育では、８月３、４日に開催する第４６回全国特別支援学校知的障害教育校長研究大会の大会運営に努めていくことを確認。

　肢体不自由・病弱教育では、２７、２８日に手稲養護学校で肢体不自由教育専門性セミナーを開くことや、８月２９日に道肢体不自由・病弱教育校スポーツ大会を開催するとした。

　このほか、各支部活動計画や本年度夏季研究協議会や６年度文教施策懇談会、来年１月５日に開催する同会６０周年記念式典などについて審議した。

(道・道教委 2023-07-12付)