６年度学校施設整備概算要望　新規に琴似小など改築　幌北小など１５校長寿命化　札幌市教委

（札幌市 2023-07-12付）

　札幌市教委は、６年度の学校施設整備に係る概算要望額をまとめた。学校施設環境改善交付金の事業費に当たる配分基礎額は２４１億６２６０万円。危険改築と不適格改築で７０億９６０２万円を計上し、新規に新琴似北小学校と琴似小学校に着手する見込み。長寿命化改良には１１７億８６９２万円を充て、幌北小学校や清田小学校など１５校を整備する。一方、公立学校施設整備負担金には２億９９８１万円を要望する。

　交付金の積み上げ額は、５年度事業の内定額と比較すると約１・６倍。長寿命化改良の増額が影響している。

　区分別にみると、危険改築と不適格改築（重複を含む）は、新規着手を見込んでいる新琴似北小と琴似小を含む１５校に７０億９６０２万円を計上。長寿命化改良は、幌北小や清田小など１５校を想定し、１１７億８６９２万円を措置した。

　大規模改修のうち、６８校を対象とする照明のＬＥＤ化などには２９億８０３９万円、校舎内施設のバリアフリー化に１０億５６４２万円を計上した。苗穂小学校や幌西小学校など４８校を予定している。

　このほか、山の手小や東山小の改築後のグラウンド整備に２億４８５３万円、元町小や琴似中央小など９校の調理場の改築、新増築に３億９４２９万円を盛り込んだ。

　また、防災機能強化のため、バスケットゴールなどの設備耐震化に６億円を充てる。

　一方、負担金は向陵中の校舎改築に２億９９８１万円を要望した。

(札幌市 2023-07-12付)