札幌市　５年度暫定再任用教職員　２１人減６６０人　新規１４５人　フルタイム増　時短勤務減

（札幌市 2023-08-03付）

再任用教職員フルタイム・短時間任用状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、５年度における暫定再任用教職員の任用状況をまとめた。管理職（校長等）、教諭、養護教諭、栄養教諭を合わせた人数は、前年度比２１人減の６６０人。うち１４５人が新規となっている。フルタイムは５５人増の５２９人、短時間勤務は７６人減の１３１人だった。

　再任用教職員は、勤続年数２５年以上で、退職から６５歳までが任用期間。本年度からは、職員の定年延長が始まったことに伴い、名称を「暫定再任用教職員」に変更した。

　小・中学校、高校、特別支援学校の退職後に学校に勤務。フルタイムの場合は、通常学級での指導のほか、初任段階教員を指導するなど、長年の勤務で得た知識や指導技術を生かしている。

　短時間勤務の場合は、主にチーム・ティーチングや少人数指導、教科指導などに当たっている。

　本年度の再任用教職員を元の職種別にみると、管理職が３人増の３６人、教諭が２６人減の５９１人、養護教諭が２人増の２３人、栄養教諭が同数の１０人だった。

　勤務形態の内訳は、フルタイムが５５人増の５２９人。管理職、養護教諭、栄養教諭は全てフルタイム勤務となっている。

　短時間勤務は７６人減の１３１人で、全員教諭だった。

　職員の定年は段階的に引き上げられ、１３年度に６５歳となる予定。これに伴い、暫定再任用教職員の人数は年々減少する見込みとなっている。

(札幌市 2023-08-03付)