札幌平岸高 建設企業に協力 地域にマチカド美術館 工事現場仮囲いに作品展示(札幌市 2023-08-03付)
地域にマチカド美術館
市立札幌平岸高校(黒宮裕久校長)デザインアートコースの生徒たちは、荒井建設(株)(旭川、荒井克典社長)札幌支店(三國吉典支店長)のプロジェクトに協力し、札幌市営地下鉄南平岸駅前の工事現場の仮囲いに展示する作品を制作した。「南平岸の都市景観とコミュニケーション」を表現した6点の作品が地域を盛り上げている。6月下旬には生徒たちが現地を訪問し、大きく貼り出された作品を前に喜びの声を上げた。
来年創業130年を迎える同社は、地域に信頼される「アライブランド」の構築に向けてリブランディングを進めている。その一環として「南平岸の都市景観とコミュニケーションプロジェクト」と名付けた取組を地下鉄南平岸駅前の「マックスバリュ平岸店S&B計画」工事の現場で展開した。
同校は同社からの依頼を受け「マチカド美術館」と題して仮囲いに展示する作品の制作に協力。デザインアートコースの有志31人が4、5月にかけて取りかかった。様々な手法を駆使して、豊平区を象徴するリンゴや、街並みを駆け抜ける地下鉄などを表現した6点を完成させた。
6月下旬には、制作を担当した生徒たちが現地を訪問。大きく貼り出された作品を前に、喜びの声を上げたりスマホで作品を撮影したりした。最後に参加者全員で記念撮影を行った。
三國支店長は「生徒には、この場所に触れる地域の人々のコミュニケーションを自由に表現してほしいとお願いした。打ち合わせでは、それぞれ好奇心を膨らませて取り組んでくれた過程を肌で感じ、とてもうれしく感じた」と振り返るとともに「まちづくりの経験の一つとして未来に役立ててほしい。当社も130周年に向けてデザイン思考を積極的に導入しリブランディングしていく。子どもたちに建設業はかっこいいと再認識してもらえるような仕事をしていきたい」と述べた。
(札幌市 2023-08-03付)
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