道高校ロボット競技大会　帯工「Ｔｏ勝」１位　９校１２チームが工夫凝らし

（関係団体 2023-08-31付）

工夫を凝らしたロボットで上位入賞を目指した

　５年度北海道高校ロボット競技大会兼第３１回全国高校ロボット競技大会（福井）北海道予選会が２５日から２日間、札幌琴似工業高校で開かれた。９校１２チームが参加し、これまでの学習成果を詰め込んだ自作マシンで競技に臨み、課題クリアを目指した。競技の結果、帯広工業高校「Ｔｏ勝」チームが第１位に輝いた。

　大会は、道工業高校長会（太田潤一理事長）および道高校工業クラブ連盟（同会長）主催。本道の専門高校などに学ぶ生徒が、想像力を発揮して新鮮な発想で工夫を凝らし、仲間と協力しながら大会参加を目指すもの。高度な技術・技能を習得し、ものづくりへの興味・関心の高揚、次世代を担う技術者としての資質向上をねらう。

　本年度の競技は、全国大会開催地・福井県にちなみ、「化石」に見立てたアイテムを所定のエリアに搬送し、その完成度を得点で競うもの。操縦モードと、自立モードのロボット各１台を使用。操縦モードロボットで所定の位置にあるアイテムを回収し搬送、自立モードロボットで指定場所へ移動する。

　１回の競技時間３分の中で、アイテムの搬送や設置状況、指定場所への到達などに応じて得点がカウントされる。

　各チームは、創意工夫を凝らした自作ロボットで２回の競技に臨んだ。それぞれ、競技の間にロボットを入念に調整しながら、より高い合計点獲得を目指して競い合った。

　競技の結果、帯広工業高「Ｔｏ勝」チームが第１位に輝いた。上位３チームは、１０月に福井県で開かれる全国大会に出場する。

　上位入賞チームはつぎのとおり。

▽１位＝帯広工業「Ｔｏ勝」

▽２位＝札幌琴似工業「Ｔｈｅ　ｏｔｔｏｓａｙｓ」

▽３位＝富良野緑峰「羆」

▽４位＝苫小牧工業「すわんちゃん」

▽５位＝紋別「でこぼこフレンズ」

(関係団体 2023-08-31付)