空知教頭会第４４回研究大会　部活動地域移行　共通理解図って　空知局・国安次長の講話等

（関係団体 2023-08-31付）

空知教頭会研究大会

　【岩見沢発】空知教頭会（小林広会長）は８月上旬、岩見沢市内の平安閣で第４４回研究大会を開催した。会員９４人、主幹教諭２５人が参加。空知教育局の国安隆次長による部活動の地域移行についての講話や研修を通じて管理職としての資質向上を図った。

　本年度の活動の重点を共有し、学校での取組の推進につなげるとともに、教育の今日的課題について学習し、教頭・主幹教諭としての資質向上を図ることを目的に実施。

　冒頭、小林会長があいさつ。４年ぶりの対面での開催ということに触れ「横のつながりを再構築することが目的。校長と共に学校経営に関わり、良い学校をつくることが教頭として一番大切なので、なぜ自身が教頭・主幹教諭になったか考え、管理職としての使命を再確認してほしい」と呼びかけた。

　続いて、空知局の国安次長、管内市町教育委員会教育長会の吉永洋会長が祝辞。うち国安次長は「部活動の地域移行について～国の改革の方向性・道教委の取組と空知管内の現状」と題し講話した。

　国安次長は、部活動地域移行の意義や現状と課題を解説。道内市町村の取組事例を紹介した。

　また、各地域で検討を進めるに当たって「そもそも“部活動の地域移行とは何を目指す取組なのか”について共通理解を図ることが重要」と強調。「持続可能な子どもたちのスポーツ・文化芸術環境の再構築のため、学校関係者は地元の部活動地域移行の動向の注視や、求めに応じ協議の場に関わるなどの対応をしなくてはいけない」と述べた。

　このあと、実践交流。最後に空知校長会の角銅隆経営・対策部長が講評・助言した。

(関係団体 2023-08-31付)