アイスブームなど学習　ゆうべつ学園　西村組見学会参加

（関係団体 2023-09-05付）

ドローンの操縦も体験

　【網走発】湧別町立ゆうべつ学園（杉山英司校長）５年生は、町内の建設企業㈱西村組（西村幸浩社長）が８月２９日、サロマ湖漁港第１湖口で開いた現場見学会に参加した。湖口からの流氷流入を防ぐアイスブームの学習やバックホーの試乗体験、ドローンの操縦体験を通して、建設業の魅力の一端に触れた。

　見学会は、西村組が子どもたちに建設業の役割や魅力などを伝え、未来を担う人材の育成につなげようと３年から実施している。

　この日の会場は、開発局網走開発建設部が発注し西村組が施工している「サロマ湖漁港外１港アイスブーム補修その他工事」「サロマ湖漁港西外防波堤工事」、西村・岩倉共同企業体施工の「サロマ湖漁港マイナス４・５㍍航路浚渫工事」現場。

　５年生２１人と引率教諭３人が参加。社会科の水産業、総合的な学習の時間のサロマ湖学習の一環として見学会に臨んだ。

　子どもたちは、学校でアイスブームについて説明を受けたあと、現場に移動。３班に分かれ、各種体験や学習を順番に行った。

　アイスブームの学習では、その構造について学んだあと、フロートやロープといった部材を見たり触ったりした。ロープを実際に持ち上げた子どもたちは、その重さに驚いた。

　バックホーの試乗体験では、一人ひとりが職員の指導を受けながら土砂の採取作業に挑戦。「楽しい」「ゲームより難しい」などの声が上がった。

　ドローンの操縦体験では、コントローラーでドローンを操作し、ドローン搭載のカメラが捉えた上空からの映像をタブレット端末で確認するなどした。縦横無尽に飛び回るドローンを見て「速い」などと子どもたちは目を丸くした。

　見学会では、同社でインターンシップを行っている大阪の四天王寺大学２年生・長谷川昌子さんもスタッフとして参加し、子どもたちの体験を補助した。

(関係団体 2023-09-05付)