道教委　６～８年度公立高校配置計画　富良野新設校　小学科名決定　奈井江商　８年度募集停止

（道・道教委 2023-09-06付）

　道教委は５日、６～８年度における公立高校配置計画を決定した。６月に示した計画案どおり奈井江商業を８年度に募集停止とすることを決定。富良野市内新設校における小学科の名称については、工業科を「電気情報システム科」、農業科を「園芸観光デザイン科」とした。また、札幌白陵において、生徒の進路希望等を踏まえた教育課程の改善・充実を図るため、単位制を学年制に転換する。

　６月に示した６～８年度計画案をみると、富良野と富良野緑峰の再編統合について、生徒の進路動向や学校・学科の配置状況、地域の要望などを勘案し、普通科３学級、工業科１学級、農業科１学級を設置するとした。　

　計画案からの変更点をみると、札幌白陵において、生徒の特性や進路希望等を踏まえた教育課程の改善・充実を図るため、単位制を学年制に転換することとしている。

　富良野市内新設校の小学科については、工業科を「電気情報システム科」、農業科を「園芸観光デザイン科」とする。

　このほか、本年度入選の結果、岩見沢東、倶知安、湧別、長沼、鵡川、清水、深川西、富良野、池田、野幌、名寄、別海、石狩翔陽、美幌の１４校については、中卒者数の状況などを勘案し、それぞれ１学級増とした。

　一方、奈井江商業の募集停止や、岩見沢東と岩見沢西の再編統合を含む６～８年度計画案に示したその他の内容は原案どおり決定した。

◆５校で１学級増に変更　６年度特別支援学校配置計画

　道教委は５日、６年度特別支援学校配置計画を発表した。６月の計画案から東川養護普通科と市立札幌北翔支援普通科（重複）を１学級増、札幌養護白桜高等学園普通科、北見支援普通科、網走養護普通科（重複）の学級を増減なしに変更。７年度の見通しとして、道央圏で７学級相当、道北圏で２学級相当の定員の確保を検討する。

　計画案では、６年度において、白桜高等学園普通科、北見支援普通科、網走養護普通科（重複）を１学級減、東川養護普通科と市立札幌北翔支援普通科（重複）を増減なしとしていたが、いずれも定員を上回る見込みとなったことからそれぞれ１学級増とした。

　知的障害特別支援学校高等部（職業学科等）の配置の見通しについては、道央圏で７学級相当、道北圏で２学級相当の定員の確保を検討しており、いずれも既設校で対応する方針としている。

(道・道教委 2023-09-06付)