北見工高　ＩＣＴ体験講習会　最先端技術に触れる　実物やＶＲでドローン操縦

（学校 2023-10-18付）

　【網走発】北見工業高校（小山彰博校長）で１３日、道建設部によるＩＣＴ体験講習会が開催された。建設科１年生３６人が参加。最先端のＩＣＴ技術について理解を深めるとともに、ドローンの操縦を体験し建設産業への興味・関心を高めた。

　講習会は、建設産業の担い手確保に向けて、平成３０年度から高校生を対象に開催。ＩＣＴ活用技術の講習やドローンの操縦体験によって、建設産業の最新技術を伝え、業界に対する理解を深めてもらうことを目的としている。

　はじめにコマツカスタマーサポート（株）の工藤正裕氏が、最先端のＩＣＴ技術について説明。土木現場で活躍するＩＣＴ建機や導入することのメリットなどについて紹介した。

　続いて、（株）スカイスパイスの成田泰士代表取締役ら３人が講師となって、ドローン操縦技術研修会を実施した。

　講習では、ドローンの用途や制度、今後の展望などについて解説。生徒はドローンが最低でも３００万円することや、近い将来ドローンを使用する職業には国家資格が必要になることを知り、驚きの表情を見せた。

　このあと、生徒が実際に様々な種類のドローンを操縦。障害物を目視で回避したり、手元のコントローラーに映るドローン目線の映像を見ながら回避したりした。また、ゴーグルを着用しＶＲで操作するドローンの操縦を体験した。操作性の違いから生徒は「想像していたより難しい」と話した。

(学校 2023-10-18付)