建設業との関わり知る　新十津川農高　農業施設見学会

（学校 2023-10-19付）

新十津川農業高・農業施設見学会

　【岩見沢発】新十津川農業高校（山城誠校長）農業コースの２年生１８人は９月下旬、滝川市の建設企業㈱神部組主催の農業施設見学会に参加した。生徒は農業土木工事について説明を受けるとともに、農業を支える建設業の役割と魅力を学ぶなど、普段できない貴重な体験を通して、関心を高めた。

　現場見学会は、農業生産に関わる農業土木工事現場等の視察を通して、農業生産現場との関連性を深く学ぶとともに、役割やその機能について学ぶ機会としている。

　神部組は地域貢献の一環として行っており、平成２４年から実施。今回で１２回目となる。

　この日、北海土地改良区砂川事業所による協力のもと、赤平市内の空知川北海頭首工と同社が施工している「経営体西南中央１ほか１地区４１工区」の見学を実施した。

　経営体西南中央１ほか１地区４１工区の現場では、パワーポイントと動画を用いて建設業・農業土木の施工方法を説明。

　また、生徒は暗渠工に使用する合成樹脂管などの材料を実際に触れた。

　このあと、施工現場へ移動し、現場の見学と重機の乗車体験を実施。普段接することのない重機に触れ、建設業への関心を高めた。

　同行した神部俊克社長は「われわれが関わっている農業農村整備事業について説明したが、生徒は真剣なまなざしで話を聞いてくれた。今回をきっかけに、少しでも建設業に興味を持ってくれればうれしい」と期待を寄せた。

(学校 2023-10-19付)