コンストラクション甲子園　道内７会場で一斉開催　地区予選　３２校７９チームが出場

（学校 2023-10-20付）

コンストラクション甲子園（空知地区）

　沖縄旅行をかけてプレーボール！―。高校生が建設業や防災、環境問題などに関するクイズに挑む第２回高校生建設業クイズ選手権北海道大会「コンストラクション甲子園」の地区予選が１４日、道内７会場で一斉に開催された。参加した道内３２校の総勢７９チームがクイズで知識を競い合い、１２月に札幌市内で開かれる決勝大会への出場権を獲得したファイナリストが決定した。

　次代を担う多くの若者に建設業への興味・関心を高めてもらうとともに、防災リテラシーの向上と生きる力を育むことを目的に前年度、道内建設業の若手経営者で組織する帯広二建会、オホーツク二建会、釧路建親会の道東３団体が初めて開催した。

　第１回大会には道東地域の２０校から計４９チームが出場し、釧路工業高等専門学校のチームが初代優勝の栄冠を手にした。

　２回目となる今回は、対象地域が大幅に拡大。札幌建青会、函館建青会、旭川建設業協会二世会、萌志会（留萌）、葉月会（空知）が加わり、石狩、渡島・檜山、オホーツク、上川・留萌、釧路・根室、空知、十勝の道内７会場で地区予選が行われた。

　１チームは生徒２人で構成。石狩は５校１３チーム、渡島・檜山は３校６チーム、オホーツクは４校８チーム、上川・留萌は６校２３チーム、釧路・根室は８校１７チーム、空知は２校３チーム、十勝は４校９チームの計３２校から７９チームが参戦した。

　各地区で激戦を制した首位のチーム、ならびにワイルドカードとして２位のうち最高得点を獲得した１チームを加えた計８チームがファイナリストに決定。栄えある優勝者に贈られる沖縄旅行をかけて、１２月９日にホテルポールスター札幌で開かれる決勝大会に臨む。

　大会は参加無料で、各会場までの交通費を支給。また参加者全員に参加賞として１０００円分のクオカードが贈られた。

　決勝大会に出場するチームはつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽石狩＝札幌南「超ピノ理論」―七戸敦司（１年）、早稲田直希（１年）

▽渡島・檜山＝福島商業「ふくしょうじょ」―湊由佳（３年）、石岡優（２年）

▽オホーツク＝北見工業「炎身龍（ファイヤードラゴン）」―眞野拓登（３年）、佐藤優人（３年）

▽上川・留萌＝旭川龍谷「龍谷クイ研Ｂ」―本村啓州（３年）、山本翼（１年）

▽釧路・根室＝標茶「ほしやま」―多田星斗（２年）、山賀瑛太（２年）

▽空知＝岩見沢農業「ファルコン」―小松烈（２年）、若浦京佑（２年）

▽十勝＝帯広柏葉「ｌｏｌ（エルオーエル）」―田原優弥（１年）、井越創哉（１年）

▽ワイルドカード＝札幌日大「Ｃｕｂｅｒ」―干場瑞希（１年）、都築楓太（１年）

(学校 2023-10-20付)