道と札幌市　教員採用候補特別検査　出願受付　２４日まで　教養検査早期化・複線化へ

（道・道教委 2023-11-01付）

　道教委と札幌市教委は、７年度道・札幌市公立学校教員採用候補者選考のための特別選考（教養検査）の出願受付を開始した。例年６月に行っている第１次検査の教養検査を前倒しで実施する初の試み。出願期間は１１月２４日まで、検査は１２月１７日に実施する。

　民間企業における就職活動が早期化する中、教員採用選考検査の早期化・複線化によって教員志願者の確保を図るため本年度から開始するもの。教員採用選考検査は例年、６月に第１次検査（教養検査、専門検査）、８月に第２次検査（面接、適性検査）を行っているが、このうち第１次検査の教養検査を先行で実施する。

　合格者は６年度に実施する７年度教員採用選考検査の第１次検査のうち専門検査のみを受検する。未受検・不合格の場合も本検査を受検できる。

　受検対象は大学３・４年生または社会人。受検区分は、道が小学校、中学校、高校、特別支援学校教諭（小学校幼稚部、中学部、高等部、自立活動“肢体不自由”）、養護教諭、栄養教諭。札幌市が小学校・幼稚園教諭、中学校・高校教諭、特別支援学校教諭（小学部、中学部・高等部）。教養検査の問題は文部科学省が提供するものを使用する。

　検査会場は、道が札幌西高校、札幌市が市生涯学習総合センターちえりあ。検査結果は来年１月３１日に公表する予定としている。

(道・道教委 2023-11-01付)