渡島局など　七飯大沼岳陽で　２１日に独自研修実施　英語教育向上へ公開授業等

（道・道教委 2023-11-02付）

　【函館発】渡島教育局は本年度、七飯町教委、渡島教育英語研究会と共催した独自研修「渡島Ｅ―Ｌｉｎｅセミナーおよび渡島英語研究会授業研究会」を実施する。道教委の英語教育推進事業指定校・七飯町立大沼岳陽学校の教員による公開授業のほか、国立教育政策研究所教育課程研究センターの清水友晶研究開発部学力調査官・教育課程調査官を講師に迎え、指導と評価の一体化について理解を深める場を設定。管内の英語教育向上を目指すとともに、地域の研究会の活性化につなげる考え。

　学習指導要領等の趣旨や管内の英語教育における現状と課題について理解を深め、教員の資質向上や相互における情報交流の機会を確保することがねらい。全国学力・学習状況調査結果をもとに、言語活動の充実やＣＡＮ―ＤＯリストの効果的な活用、１人１台端末の活用などの課題解決に向けた取組として企画した。

　セミナーは七飯町教委と渡島英語教育研究会の共催。指導と評価の一体化を目的に、パフォーマンステストの改善・充実に向けた授業づくりをテーマとした演習を行い、近年課題となっている研究会員数の確保にもつなげる。

　また、道教委の英語教育推進事業の指定を受けている大沼岳陽学校で、小中連携を意識した指導に定評がある桜井みちる教諭の５年生外国語の授業を公開。

　研究協議後は国研の清水教育課程調査官が講師を務め「指導と評価の一体化のためのパフォーマンステストの改善充実に向けて」と題して講義。参加教員の英語力向上に向けたＰＤＣＡサイクルの確立を支援する。

　参加対象は、管内小・中学校実践指定校の英語担当教員や小学校外国語専科教員、在職期間３年以下の教員ら。２１日に大沼岳陽学校を会場に行う予定。

(道・道教委 2023-11-02付)