札幌美園小　文字入りリンゴ　世界に一つだけ　収穫　児童がイラスト等デザイン

（札幌市 2023-11-02付）

　札幌市立美園小学校（古川恵美子校長）は１０月２４日、市内の環状通リンゴ並木で児童たちが制作した「文字入りリンゴ」の収穫を行った。４年生７０人が参加。児童たちがデザインしたイラストなどが浮かび上がった世界に一つだけのリンゴの完成を喜んだ。

　同校は４年生総合的な学習の時間で、豊平区に縁のあるリンゴを題材に地域の歴史や地域住民のまちづくりについて学ぶ活動を推進。区や美園リンゴ会と連携し、児童がリンゴに触れる機会を平成２５年度から設定している。

　児童たちはこれまで、自らデザインしたロゴやキャラクターが浮かび上がる「文字入りリンゴ」の制作に向けて、色づきを良くするための袋掛け、シールの貼り付けなどの作業に取り組んできた。

　最後の活動となるこの日は、真っ赤に実ったリンゴを収穫。

　もぎ取ったリンゴから黒い転写シールを剥がすと、シールを貼り付けた部分だけが赤くならず、児童たちがデザインしたイラストなどが浮かび上がった。最後に軍手を使って実を磨くと光沢が生まれ、児童たちは「きれい！」などと喜んだ。

　参加した横山京汰さんは「収穫できて楽しかった。持ち帰って家族に食べてもらう」と笑顔を見せた。

　１１月２８、３０日の２日間、児童たちがリンゴについて調べたことに関する発表会や、リンゴを調理してふるまう機会を設定している。

(札幌市 2023-11-02付)