札幌市中文連と札幌市中学校長会　生き生きと輝く音色を　音楽会に４７校５１部活動出演

（札幌市 2023-11-16付）

手稲東中太鼓部は最後の舞台に花を咲かせた

　札幌市中学校文化連盟（小林直人会長）と札幌市中学校長会（小澤保範会長）は１０月２９日と１１月３日、市内のカナモトホールで第７５回市中学校音楽会を開催した。市内の４７校５１部活が出演し、合唱や吹奏楽、太鼓、リコーダーなど日頃の練習の成果を保護者らに披露。大ホールで緊張感に包まれながら、生き生きと輝く音色を届けた。

　音楽会は、札幌市教委、市芸術文化財団教育文化会館が共催。

　３年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加校を抽選で絞り、来場者数を制限する小規模で開催した。４年度からは感染対策を講じつつ希望する全ての学校が参加可能となった。

　２日間日程のうち、前半は２８校３１部活、後半は１９校２０部活が出演した。合唱部、吹奏楽部、リコーダー部、太鼓部などに所属する生徒たちが美しい歌声や演奏を届けた。

　うち手稲東中学校太鼓部は「はじまり」と「陣」を演奏。太鼓部は９月に実施された学校祭を機に３年生が引退し、２年生６人の新体制となった。

　本年度での廃部が決定しており、最後の大舞台となるこの日に向けて、部員全員で心を一つにしながら“魅せる太鼓”を意識して練習を重ねてきた。

　本番では、力強い音色をホール全体に響かせ、聴衆を圧倒。盛大な拍手を受けた。

　吉田光騎部長（２年）は太鼓部がなくなることに寂しさを感じながらも、今回の発表を終えて「最高の出来上がりだった」と笑顔を見せた。

(札幌市 2023-11-16付)