江別市教委　５年度全国学力等調査　小中共に全教科全国超　国語　小中で３Ｐ超上回る

（市町村 2023-11-27付）

　江別市教委は５年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小・中学校共に実施した全教科で全道・全国平均を上回った。質問紙調査では「授業中の私語が少なく、落ち着いていると思う」割合は小・中学校共に１００％、「ＩＣＴ機器を活用した授業をほぼ毎日行った」割合は、小・中学校共に全国平均を大きく上回った。

　本年度の調査は、市内の小学校１７校の６年生９２２人、中学校８校の３年生８４７人を対象に実施した。

　小学校国語は全国平均を３・２ポイント、算数は２・６ポイント上回った。領域ごとの特徴をみると、国語は「言葉の特徴や使い方に関する事項」について４・４ポイント、算数は「データの活用」において３・３ポイント上回っている。

　中学校国語は全国平均を３・５ポイント、数学は１・５ポイント、英語は０・９ポイント上回った。領域ごとの特徴をみると、国語は「情報の扱い方に関する事項」で５・７ポイント、数学は「図形」で２・９ポイント、英語は「読むこと」で２・３ポイント上回っている。

　児童・生徒質問紙調査では「授業中の私語が少なく、落ち着いていると思う」割合は、小・中学校共に１００％（中学校は３年連続１００％）で、全国平均を上回った。また「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思う」割合は、小・中学校共に全国平均を大きく上回り、落ち着いた状態を保っている。

　また「自分には良いところがあると思う」割合は、小・中学校共に全国平均を上回り、子どもの良さを認める声かけを行うなど、各学校で行われている自己肯定感を育む取組の成果が表れた。

　学校質問紙調査では「ＩＣＴ機器を活用した授業をほぼ毎日行った」割合は、小・中学校共に全国平均を大きく上回った。中学校は３年連続１００％。

　「前年度の全国学力・学習状況調査の分析結果について、近隣の小・中学校と成果や課題を共有した」割合は、小・中学校共に１００％で、全国平均を大きく上回り、本年度から始まった小中一貫教育の柱の一つである「一貫した指導」の充実に向けた取組の成果が見られた。

(市町村 2023-11-27付)