道立校冷房整備に着手　道議会で倉本教育長

（道議会 2023-12-04付）

　道教委の倉本博史教育長は１日の４定道議会一般質問で、国の補助金を活用し、道立学校における冷房設備の整備に着手する考えを示した。林祐作議員（自民党・道民会議）、松山丈史議員（民主・道民連合）、白川祥二議員（北海道結志会）の質問に対する答弁。

　倉本教育長は、道立学校管理規則の改正や熱中症の危機管理マニュアルの改訂の趣旨を保護者・地域に伝えるため、学校の学習時間の確保などを含めた家庭向けリーフレットを配布すると答弁。

　教職員の理解促進に向けては校内研修用資料を作成し、各学校の取組を支援するとし「知事部局と連携し、経済関係団体に対して子どもと親が一緒に過ごせる環境づくりを働きかけるなどしながら、子どもたちの命と健康を守る取組に万全を期していく」と答えた。

　空調設備の整備に関しては当初予算の２倍以上となる国庫補助が盛り込まれた国の補正予算を踏まえ「必要な情報を市町村教委に提供するとともに、道立学校についても国の支援策を活用しながら可能な限り整備できるよう早急に検討を進めていく」と述べた。

(道議会 2023-12-04付)