札幌市公立小中事務職員協　優先順位の付け方は　セルフマネジメント研修

（札幌市 2023-12-07付）

　札幌市公立小中学校事務職員協議会（酒井誠会長）は１日、道立総合体育センター北海きたえーるで５年度第１回全体研修会を開いた。（株）アムリプラザの丸山宏昌氏を講師に迎えて「一人職種のためのセルフマネジメント研修」と題して行った。演習を交えながら仕事の優先順位付けの仕方などを確認し、スキルアップを目指した。

　研修会は、学校事務職員の多忙感や負担感解消のため、管理術を見直して働き方を考えることが目的。約１１０人が出席した。

　丸山氏は講話で、求められる能力に概念化能力、専門能力、対人能力の３つを挙げた。

　続いて、仕事の優先順位の付け方について「緊急度だけで判断しがちだが、やらなかった時の影響の度合い“重要度”も加味しなければならない」と述べた。２つの観点から、実際の仕事を４象限に振り分ける演習も行った。

　また、初めて行うタスクにかかる時間の見積もりは、ＰＤＣＡサイクル（計画、実行、評価、改善の反復）を取り入れることによって判断できると説明。「大きなプロジェクトだけではなく、資料作りなど小さな仕事でもチェックや振り返りが大切」と述べた。

(札幌市 2023-12-07付)