全国学力等調査北海道版結果⑬釧路　学習者と授業者の視点往還　検証改善サイクル質的向上

（道・道教委 2023-12-08付）

小学校（クリックすると拡大表示されます）

【分析結果】

▼小学校

▽学校生活の中で、児童一人ひとりの良い点や可能性を見つけ評価する（褒める）ことによって、先生は、自分の良いところを認めてくれていると思うと回答した児童の割合が全国を上回ったと考えられる

▽言語活動について、国語科を要としつつ、各教科等の特質に応じて、学校全体として取り組んだことによって、国語の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと回答した児童の割合が全国および全道を上回るとともに、国語の２領域で、全国および全道の平均正答率を上回ったと考えられる

▼中学校

▽教育活動全体を通して、各教科等で身に付けたことを、様々な課題の解決に生かすことができるような機会を設けたことによって、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと回答した生徒の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

▽数学の授業で、観察や操作、実験等の活動を通して、数量や図形等の性質を見いだすなどの数学的活動の充実を図ったことで、数学の勉強は好きと回答した生徒の割合が全国および全道を上回るとともに、数学の平均正答率の全国との差が縮小したと考えられる

【管内教育の重点（学力）】

▼新しい時代に必要となる資質・能力の育成

▽教育課程の実施状況を評価し、改善を図る検証改善サイクルの充実

▽主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善

▽家庭・地域と連携した望ましい生活習慣・学習習慣の定着

【具体的な改善策】

▼検証改善サイクルの質的向上

▽各種研修会等、学校経営指導訪問・学校教育指導訪問等で、義務教育指導監・指導主事等の指導助言を通して、学力向上に向けた学校課題の改善に向けた方向性と具体策を明確にするとともに取組の充実を図る

▼学習者と授業者の視点の往還に係る共通理解

▽学校教育指導訪問および授業改善研修会等において、指導主事等の指導助言を通して、学習評価における「主体的に学習に取り組む態度」等の指導と評価の一体化や個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた取組について共通理解を図る

▼生活習慣の改善と関連を図った学習習慣の確立

▽自主・自律的な学習習慣・生活習慣確立モデル事業におけるＳＢＳや実施校の成果の普及や釧路教育局教育支援課便りを通して、家庭・地域と連携した望ましい生活習慣・学習習慣の定着の好事例を共有し、取組の共通理解を図る

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(道・道教委 2023-12-08付)