全国学力等調査北海道版結果⑭ 子の変容 即時的に評価 根室 異校種連携、小中一貫教育
(道・道教委 2023-12-11付)

全国学力・学習状況等調査道版結果報告書
小学校(クリックすると拡大表示されます)

【分析結果】

▼小学校

▽各学校において、児童同士がやりとりする場面で、児童一人ひとりに配備されたPC・タブレットなどのICT機器をほぼ毎日使用させたことによって、学習の中でICT機器を使うのは勉強の役に立つと回答した児童の割合が、全国および全道を上回ったと考えられる

▽各学校において、学校生活の中で、児童一人ひとりの良い点や可能性を見つけ評価する取組を行ったことによって、先生は、あなたの良いところを認めてくれていると回答した児童の割合が、全国および全道を上回ったと考えられる

▼中学校

▽各学校において、近隣等の小学校と、授業研究を行うなど、合同で研修を行ったことによって、各教科などで学んだことを生かしながら、自分の考えをまとめる活動を行ったと回答した生徒の割合が、全国および全道を上回ったと考えられる

▽各学校において、学校生活の中で、生徒一人ひとりの良い点や可能性を見つけ評価する取組を行ったことによって、先生は、あなたの良いところを認めてくれていると回答した生徒の割合が、全国および全道を上回ったと考えられる

【管内教育の重点(学力)】

▽子どもの変容を即時的に評価する継続的な検証改善サイクルの確立

▽主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善(改革)

▽目指す子ども像を共有した異校種間の連携および一貫教育の推進

【具体的な改善策】

▼子どもの変容を即時的に評価する継続的な検証改善サイクルの確立

▽各種調査結果を踏まえ、組織体制を整備するとともに、自校の課題を明確にし、課題解決を図る改善方策の在り方について周知する

▽数値目標の設定や年複数回の検証改善の実施、取組スケジュールの明確化など、検証改善サイクルの実質化・迅速化を図るよう周知する

▼主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善(改革)

▽育成する資質・能力を明確にし、指導計画を作成するとともに、課題解決の筋道を明らかにしてねらいに正対した学習活動を位置付けるよう周知する

▽評価の観点や趣旨について確認するとともに、児童生徒一人ひとりのつまずきや伸びについて指導過程で評価する形成的な評価を行い、定期テストの在り方を含めた見直しを行うよう周知する

▼目指す子ども像を共有した異校種間の連携および一貫教育の推進

▽中学校区や近隣の学校間で「目指す子ども像」を共有するとともに、連携・一貫した取組の在り方について周知する

▽学校・家庭・地域と連携・協働した生活習慣・学習習慣の確立に向けた取組や、小中高が連携した中学校の授業改善による基礎学力の定着に向けた取組の在り方について周知する

この記事の他の写真

全国学力・学習状況等調査道版結果報告書
中学校(クリックすると拡大表示されます)

(道・道教委 2023-12-11付)

その他の記事( 道・道教委)

道家庭教育サポート企業等制度 鶴居村内2者と協定 釧路局 管内計178者に

釧路教育局サポート企業等協定  【釧路発】釧路教育局は7日、鶴居村内の村民福祉センター「あすぽっと」で道家庭教育サポート企業等制度協定の締結式を執り行った。(株)佐々木建設と社会福祉法人鶴居村社会福祉協議会の2者と締結。...

(2023-12-13)  全て読む

全国学力等調査の石狩管内学力保障 伸びしろ層 小中4教科で減 対話重視の授業改革で成果

表  石狩教育局は、5年度全国学力・学習状況調査における管内の学力保障状況をまとめた。平均正答率30%未満の「伸びしろ層」の割合は小中4教科で減少。約16%の中学校で伸びしろ層がゼロとなり、対話...

(2023-12-13)  全て読む

道教委 主幹教諭配置の成果 組織力向上など9割以上 業務効率化、人材育成にも成果

表  道教委は道内小・中学校の4年度主幹教諭配置校における主な成果をまとめた。組織力の向上、業務調整の円滑化・効率化の面で成果がみられた学校は9割以上。人材育成の機能や校内におけるコミュニケーシ...

(2023-12-13)  全て読む

高校生がニュージーランドに 来年3月 2週間留学 先住民族の文化など学習 道教委

 道教委は本年度、道・ニュージーランド高校生交換留学促進事業を新たに実施する。留学期間は、6年3月中の約2週間。派遣生徒は、ワイヌイオマタ・ハイスクールに留学し、先住民族の文化や習慣を学ぶほ...

(2023-12-12)  全て読む

CLASSプロジェクトで開発商品 魅力発信の取組に期待 夕張高 鈴木知事らにPR

夕張高・鈴木知事等に開発商品PR  夕張高校(濵村隆康校長)の生徒11人は8日、道庁本庁舎を訪れ、道CLASSプロジェクトで開発した商品を鈴木直道知事と道教委の倉本博史教育長にPRした。本年度開発した「長いもパスタ」「長いも...

(2023-12-12)  全て読む

冬季休業に向けた生徒指導 自殺予防 積極的に推進を 相談窓口周知など呼びかけ

 道教委は6日付で通知「冬季休業に向けての児童生徒の指導等について」を関係者に送付した。児童生徒の生活が不規則になることや不慮の事故の発生が懸念されることから、1人1台端末を活用した「お悩み...

(2023-12-11)  全て読む

道立学校の簡易冷房 職員室にも導入へ 道教委 既決予算財源に

 道教委は全道立学校の普通教室に整備予定の簡易型冷房を職員室にも導入することを計画している。新たな予算は計上せず、計上済みの既決予算を財源として充てる予定で、職員の健康保持に資する環境の整備...

(2023-12-11)  全て読む

道教委 6年度予算概算要求 コロナ後の教育へ5事項 民間外部資金の活用検討も

 道教委は6年度予算概算要求の基本方針を7日の教育委員会の会議で決定した。基本的事項として「学力・体力の向上」「いじめ・不登校対策」「ICTを活用した教育」「学校における働き方改革」「地学協...

(2023-12-11)  全て読む

Pick Up 第1回 道・道教委

◆活用広まるデジタル教材 ▼書く力など課題  人工知能(AI)を使用したデジタル教材を活用する動きが道内で広がっている。活用する多くの学校では、個々の学習状況や進捗状況の把握など、学習・...

(2023-12-07)  全て読む

全国学力等調査北海道版結果⑬釧路 学習者と授業者の視点往還 検証改善サイクル質的向上

全国学力学習状況等調査小学校 【分析結果】 ▼小学校 ▽学校生活の中で、児童一人ひとりの良い点や可能性を見つけ評価する(褒める)ことによって、先生は、自分の良いところを認めてくれていると思うと回答した児童の割合が全国...

(2023-12-08)  全て読む