高校生がニュージーランドに　来年３月　２週間留学　先住民族の文化など学習　道教委

（道・道教委 2023-12-12付）

　道教委は本年度、道・ニュージーランド高校生交換留学促進事業を新たに実施する。留学期間は、６年３月中の約２週間。派遣生徒は、ワイヌイオマタ・ハイスクールに留学し、先住民族の文化や習慣を学ぶほか、クラブ活動や乗馬等を体験する。現在、道立高校・中等教育学校から参加生徒５人を募集中。道教委は「留学を通して、これまで取り組んできた道内の探究活動の取組を他国に紹介するとともに、ニュージーランドのＳＤＧｓをはじめとする先進的な取組に触れてほしい」と期待している。

　道教委はこれまで、国際交流の取組として「道・ハワイ州高校生交換留学促進事業」や「道・アルバータ州高校生交換留学促進事業」を実施。ことし１０月には、道内の高校生が北京市を訪問し、次代を担う青少年における相互理解と友好の深化、北海道のグローバル人材の育成につなげる「道青少年中国友好訪問事業」を初めて実施した。

　今回新たに実施する道・ニュージーランド高校生交換留学促進事業は、２年度に北海道とエデュケーション・ニュージーランド間で教育分野の協力に関する覚書を締結したことをきっかけに動き出したもの。

　北海道の高校生がニュージーランドの高校生宅に、約２週間ホームステイしながら、学校での授業や行事等に参加。ワイヌイオマタ・ハイスクールに留学し、先住民のマオリ族の文化・習慣等を学ぶほか、現地のクラブ活動や乗馬などのアクティビティーを体験する。

　来年度は、ニュージーランドから留学生が来道し、ホームステイしながら道内高校に通学する。

　派遣期間は６年３月９～２４日の１６日間を予定。道教委は現在、派遣する道立高校の１・２年生および道立中等教育学校の４・５年生を対象に５人を募集中。締め切りは２５日。

(道・道教委 2023-12-12付)