地元で進路実現へ！　Ｔ―ｂａｓｅの冬期遠隔講習　共通テストや模試対応に３８４人

（道・道教委 2024-01-25付）

　道高校遠隔授業配信センター（Ｔ―ｂａｓｅ、阿部穣センター長）は昨年１２月下旬から今月１２日まで、冬期遠隔講習を実施した。大学入学共通テストや模試への対応、基礎学力の向上に向けた計１８講座を配信。３３校から３８４人が参加し、実践力の定着に向けて学びを深めた。

　遠隔講習は、長期休業期間に基礎学力の向上を目指す学習や大学入試に対応した発展的な学習講座を配信するため、Ｔ―ｂａｓｅ開設の３年度から実施している。

　主に１、３年生を対象とするＩ期講習は１２月２５～２８日、主に２年生を対象とするⅡ期講習は１月９～１２日の計８日間配信。受信校である地域連携校２７校、他の道立高校６校の計３３校から３８４人が参加した。

　１１日の２年生数学Ⅱ・Ｂの授業は木村郁夫教諭が２月の模試対策を中心に授業を展開。ＩＣＴを効果的に活用しながら生徒一人ひとりの状況を丁寧に見取り、指導に当たった。

　講習に参加した生徒からは「共通テスト対策の参考になり、希望に沿った分野で対策をすることができた」「とても分かりやすい内容だった」「取るべき点数の場所、重点的に復習すべき場所が分かった」などの感想が寄せられた。

　Ｔ―ｂａｓｅの大島恵子教諭は「講習は終わりではなく始まり。学びのきっかけとして復習・反復することで力を身に付けてほしい。共通テスト直前の３年生は本番で力を出し切ってもらえれば」と期待する。

　春期の遠隔講習は３月２５～２８日の４日間の開催を予定している。

(道・道教委 2024-01-25付)