道教委 6年度公立高入選当初出願 全・定 計2万9785人 0・94倍 全日制推薦601人増(道・道教委 2024-01-29付)
道教委は26日、6年度公立高校入学者選抜の当初出願状況を発表した。全日制・定時制を合わせた募集人員3万1700人(有朋を除く)に対して、2万9785人が出願。全・定を合わせた平均倍率は、前年度当初と横ばいの0・94倍となり、10年連続で出願者数が募集人員を下回った。全日制の出願者数は2万8715人で、5年度に引き続き、6年度も3万人を割った。全日制の推薦出願者数は601人増の7237人で、前年度から導入した自己推薦制度が浸透してきていることが主な増加の要因とみられる。
4年度入学者選抜から標準問題を一本化しており、全ての生徒が同一の問題を解く。また、5年度から新たに自己推薦による出願を開始した。
6年度の中卒予定者数は、前年度実数より166人少ない4万1012人。入学者選抜は、前年度と比べ1校減の217校で実施する。
募集人員(有朋を除く)は、全・定を合わせて400人減の3万1700人。内訳は、全日制課程が400人減の2万9730人、有朋を除く定時制課程が同数の1970人となった。
全・定合計の出願者数は、649人少ない2万9785人。内訳は、全日制課程が767人減の2万8715人、定時制課程が118人増の1070人だった。
うち8942人(内数)の枠を確保している推薦入学には、全日制に7237人、定時制に301人が出願。前年度の出願者数と比べて、全日制は601人増となり、前年度から開始した自己推薦制度導入が影響したとみられる。
全・定を合わせた平均倍率は0・94倍で、前年度当初と横ばい。10年連続で出願者数が募集人員を下回った。
内訳は、全日制が0・97倍、定時制が0・54倍。推薦は、全日制が0・84倍、定時制が0・93倍となった。
全日制の学科別出願状況をみると、普通科が1・00倍、専門学科が1・17倍、職業学科が0・85倍、総合学科が0・99倍となった。
出願者数が募集人員に満たない全日制の学校・学科数は、普通科104校、専門学科3校3学科、職業学科57校108学科、総合学科11校となった。
一方、倍率が1・5倍を超えた全日制学校・学科数は、普通科3校、専門学科2校2学科、職業学科4校6学科。
普通科では、札幌西が1・6倍、市立函館が1・7倍、市立札幌平岸が1・6倍。専門学科では、札幌啓成理数、旭川西理数がそれぞれ1・6倍となった。
職業学科では、札幌国際情報理数工学が1・5倍、函館工業電子機械が1・9倍、電子情報工学が1・6倍、函館商業流通ビジネスと情報処理がそれぞれ1・7倍、北見商業流通経済が2・0倍だった。
定時制で、出願者数が募集人員を超えたのは市立札幌大通の普通・午前と普通・午後、ニセコ緑地観光の2校3学科。市立札幌大通普通・午前が1・6倍、普通・午後が1・8倍、ニセコ緑地観光が1・1倍となった。
有朋は、募集人員160人に対し、71人が出願した。
出願変更は、29日から2月2日午後4時まで受け付ける。推薦入学者選抜は2月13日で、再出願は2月21日から26日午後4時までとなっている。
(道・道教委 2024-01-29付)
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