探究チャレンジ釧路・根室 管内代表に標茶高選出 アレルギー対応のスイーツ開発 17校が参加(道・道教委 2024-01-29付)
【釧路発】道教委は18日、S―TEAM教育推進事業探究チャレンジ釧路・根室をオンライン開催した。根室教育局が主管し、釧路・根室管内の高校17校が参加。総合的な探究の時間や課題研究など、各学校の教育課程内で取り組んだ探究活動の成果を披露した。審査の結果「私たちの“普通”をアレルギーのある人達に」と題し、ノンアレルギーでもおいしいスイーツづくりを目指し探究活動に取り組んだ標茶高校が代表校に決定。同校は、2月1日に開かれる全道成果発表会に釧根管内の代表として参加する。
事業は、高校生が取り組んだ探究活動の成果を発表・交流する機会を設定し、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決力を育成するとともに、探究活動の成果を新たな探究に結び付け、生涯にわたって能動的に学び続ける資質・能力の育成を目的としている。
道教委のS―TEAM教育推進事業の一環として実施したもの。釧根管内の高校17校が参加しており、各校がそれぞれ探究成果を披露。審査を経て代表校1校を選出し、代表校は2月に開かれる「探究チャレンジ・ジャパン(全道成果発表会)」に参加する。
この日、根室局の日向正明局長、釧路局の泉野将司局長、根室管内校長会の近藤康会長ら5人が審査員を務めた。
開会に当たり、根室局の日向局長があいさつ。大会趣旨を説明するとともに「豊かな教育資源や教科から学び得た疑問や課題などに資する様々な実践を共有することで、深い学びにつながることを期待している」と呼びかけた。
このあと、各校が探究成果を発表。制限時間7分間の中で、地域や社会の課題解決に向けた研究や実践の内容等を披露した。各校の発表後には、質疑応答が交わされ、発表内容についての質問が上がったほか、新たな検証方法の在り方について提案するなど活発な交流を図った。
審査の結果、代表校として選ばれたのは標茶高。同校のアレルギーゼミの生徒は「私たちの“普通”をアレルギーのある人達に」をテーマに、ノンアレルギースイーツ開発を実践した。卵、乳、小麦を使用しないアレルギー対応したパンケーキやおから食パンなどオリジナルレシピを考案。コンテストへの参加や中学生を対象に試食の機会を設けるなど探究活動の成果を紹介した。
同校は、2月1日に札幌市で開かれる探究チャレンジ・ジャパンに釧路・根室の代表として出場する。
(道・道教委 2024-01-29付)
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