公立高推薦等内定者 19日現在 全・定5303人に春 全日倍率2.0以上16校17学科(道・道教委 2024-02-21付)
道教委と札幌市教委は20日、6年度公立高校入学者選抜における推薦・連携型入学者選抜の合格内定者数等の状況を発表した。19日現在、全日制の推薦出願者数7237人に対する合格内定者数は5165人。定時制は301人に対し138人が内定した。出願者数が募集人員を超えた全日制の学校・学科は58校84学科。うち倍率が2・0倍以上となったのは、16校17学科に上った。
推薦入学者選抜について、5年度全日制課程でこれまでの中学校長による推薦から、自己推薦に変更。推薦入学者選抜を実施する学校のスクールポリシーに合致する生徒が自ら出願する方式に改めた。
推薦の対象学校・学科数(有朋高を除く)は全日制167校280学科、定時制17校20学科。うち出願があったのは、全日制148校249学科、定時制7校9学科だった。
全日制をみると、募集人員8585人に対する出願者数は7237人で、倍率は0・84倍。前年度と比べて出願者数で601人増加し、倍率は0・06ポイント上昇した。
合格内定者数は5165人で、募集人員に対する充足率は60・2%となり、前年度より2・9ポイント上昇した。
出願者数が募集人員を超えた学校は58校84学科で、前年度と比べ3校6学科増加した。また、倍率が2・0倍以上となった学校・学科数は、三笠調理師、札幌啓成普通、市立札幌旭丘普通など16校17学科に上った。
内定者が募集人員を超えた学校は2校2学科。いずれも超過人数は1人だった。
札幌市立高校の全日制をみると、普通科・数理データサイエンス科・商業科を合わせた募集人員436人に対する出願者数は782人。うち推薦枠上限の436人が内定した。
定時制をみると、募集人員322人に対する出願者数は301人。倍率は0・93倍で、前年度より0・03ポイント上昇した。合格内定者数は138人で、募集人員に対する充足率は42・9%だった。
出願者数が募集人員を超えたのは、市立札幌大通普通の午前・午後・夜間、ニセコ農業科緑地観光の2校4学科だった。
連携型入学者選抜では、出願のあった学校・学科数は7校7学科。募集人員430人に対する出願者数は131人で、131人全員が内定。充足率30・5%となった。
再出願は、きょう21日から26日午後4時まで。学力検査は3月5日、追検査は3月13日。合格発表は3月18日午前10時を予定している。
(道・道教委 2024-02-21付)
その他の記事( 道・道教委)
道 6年度私学関係予算案 1.9%増 341億円を計上 高校就学支援や授業料補助
道総務部は20日の道議会文教委員会で6年度私学関係予算案を報告した。予算総額は前年度の2定補正後と比べ1・9%増の341億2103万円。私立高校管理運営費補助金に117億2400万円、私立...(2024-02-22) 全て読む
道総務部 5年度補正予算案 性被害防止対策に195万円 私立幼稚園等39施設整備
道総務部は20日の道議会文教委員会で5年度私学関係補正予算案を報告した。子どもの性被害防止対策として195万円を計上。私立幼稚園、私立特別支援学校39施設でパーティション、簡易扉、カメラ、...(2024-02-22) 全て読む
5校1団体に栄誉 石狩局 管内教育実践奨励表彰
石狩教育局は、5年度管内教育実践奨励表彰の受賞者を決定した。学校教育では、全教職員で共通して授業改革に取り組む江別市立中央中学校(佐藤誠校長)など5校、社会教育では、家庭教育支援事業の継続...(2024-02-22) 全て読む
鈴木知事が道政執行方針説明 北海道の魅力を世界へ 次世代半導体人材育成など
道の鈴木直道知事は21日の1定道議会開会に当たり、道政執行方針を説明した。重点政策として「安心して住み続けられる地域に」「北海道の魅力を世界へ」の2点を挙げ、次世代半導体人材の育成やゼロカ...(2024-02-22) 全て読む
道教委が不登校対策プラン案 全ての子に学びと支援を 教育ニーズ踏まえ学習環境整備
道教委は6~9年度を計画期間とするHOKKAIDO不登校対策プラン案をまとめ、20日の道議会文教委員会で報告した。「学びや支援にアクセスできない子どもをゼロ」にする目標を掲げ、三つのプラン...(2024-02-21) 全て読む
道教委 第3回EBE協議会 新たな学びの成果共有 授業と宿題 ICTで接続を
道教委は16日、第3回EBE協議会(学力・体力向上推進会議)をオンラインで開催した。ICTを活用した授業改善や各種調査のデータに基づくPDCAサイクルの確立など、新しいかたちの学びの成果・...(2024-02-20) 全て読む
共生社会コンファレンスin北海道 対等に話し合える場を トークセッションなど通し
文部科学省と道教委は3日、札幌市内のちえりあで本年度「共に学び、生きる共生社会コンファレンスin北海道」を開催した。全国から学びの支援者・関係者、障がい者本人など約150人が参加し、トーク...(2024-02-20) 全て読む
道教委 地学協働アワード グランプリに本別高 とかち創生学の活動を称賛
道教委は16日、オンラインで道地学協働アワード2023を開催した。「とかち創生学」の一環で商品開発や動画制作などに取り組んだ本別高校がグランプリを獲得。準グランプリには、学校設定科目「つべ...(2024-02-20) 全て読む
道教委 被災地域の学校支援へ 災害支援チーム発足 早期復旧へまい進 倉本教育長
道教委の倉本博史教育長は15日の記者会見で「北海道災害時学校支援チーム(仮称)」構想を明らかにした。基礎・応用研修を受講した教職員や道教委職員の希望者をチームスタッフとして登録し、大規模災...(2024-02-19) 全て読む
いじめ問題対応調査(11月末) 認知件数 3万2351件に 積極的認知が拡大 道教委
道教委はいじめの問題への対応状況の調査結果(11月末現在)をまとめた。いじめの認知件数は3万2351件で2ヵ月前と比べ1万5084件増加。いじめの認知件数がない学校の割合は19・9%と6・...(2024-02-19) 全て読む