富良野小で建設企業出前授業　道路の大切さ分かった　舗装工事機械のＡＲ体験も

（学校 2024-02-26付）

　【旭川発】富良野市立富良野小学校（田畑幹夫校長）は１６日、３年生を対象に建設会社による出前授業を実施した。道路建設（株）（札幌）の担当者が「道路と無電柱化」について説明。建設機械のＡＲ体験も行うなど、子どもたちは、道路の役割と建設業の仕事について学んだ。

　当日は、若手女性技術者の菊地和氏が中心となり授業を展開。道路の造り方については、下層路盤から転圧に至る工程を動画を交えて解説した。

　無電柱化については、国道３８号富良野市富良野電線共同溝設置工事の現場代理人である井上高弘氏も交えて、工事の意義などを分かりやすく説明した。

　このほか、舗装工事建設機械ＡＲ体験を実施した。教室内にアスファルトフィニッシャーの３Ｄモデルを配置。重機と一緒に映り込むなど、楽しみながらＡＲ技術を体験した。

　児童たちは、積極的に質問するなど大いに興味を示し「大きな車と並べて映せて楽しかった」「道路や無電柱化について詳しくなった」などと話した。

　このほか、クローラ式バックホーとアスファルトフィニッシャーのミニチュア模型を展示。授業の終わりには、児童たちの交通事故防止を願い、反射板キーホルダーを全員にプレゼントした。

　同社は、小学生などを対象にした出前授業を今後も行い、道路の大切さと建設業の魅力を発信していく考え。

(学校 2024-02-26付)