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勇気と感動を道民に　センバツ出場で知事らに決意表明　北海高、別海高の野球部
（学校 2024-02-28付）

北海高野球部

　第９６回選抜高校野球大会に北海道代表として出場する北海高校（秋山秀司校長）野球部と別海高校（織井恒校長）野球部が２６日、道庁本庁舎を訪れ、鈴木直道知事と道教委の倉本博史教育長に出場報告と決意表明を行った。鈴木知事は両校に対して、北海道代表として臆することなく戦い道民に勇気と感動を与えるよう激励した。

冒頭、秋山校長と織井校長がこれまでのチームの努力や地域の人々への感謝、大会に向けた意気込みとともに、鈴木知事へ春の選抜野球大会への出場を決めたことを報告した。

　北海高野球部の選抜甲子園への出場は、３年ぶり１４度目。昨夏の甲子園ではベスト１６という成績を残している。

　金澤光流主将（２年）は「昨秋より肉体・精神共に強くなったチームで昨夏以上の成績を残し、道民にたくさんの笑顔を届けられるよう、北海道代表として全力でプレーしていきたい」と闘志をのぞかせた。

　別海高野球部は昨秋の全道大会で初のベスト４という好成績を残したことなどが評価され、今回２１世紀枠での出場を決めた。中道航太郎主将（２年）は「１勝を目標に別海高らしい野球で町民に勇気を届けられるよう頑張りたい」と熱意を見せた。

　鈴木知事は、両校の出場を祝福し「北海道代表として臆することなく堂々と、はつらつとしたプレーで道民に勇気と感動を与えてほしい」と鼓舞した。

　北海高野球部には、秋の全道大会決勝や昨夏の甲子園での激闘に触れ「昨夏以上の結果を出せるよう頑張って」とエールを送った。

　別海高野球部に対しては「互いに切磋琢磨してきた仲間と一緒にチーム一丸となって、母校に新たな歴史を刻む戦いを」と期待を寄せた。

　最後に「体調管理に気を付けて、本来の力を発揮し、元気あふれるプレーを心から応援している」と締めくくった。

　このあと、鈴木知事は両主将に、記念品として硬式野球ボールを贈呈した。

　第９６回選抜高校野球大会は、３月１８日から開幕。１３日間にわたり、全国３２校による優勝をかけた熱戦が繰り広げられる。