滝上濁川小 閉校式 夢、愛、力いっぱい 80年の伝統に思い寄せ(学校 2024-02-26付)
滝上町立濁川小閉校式
【網走発】滝上町立濁川小学校(藤田泰昭校長)の閉校式が18日、同校で執り行われた〓写真〓。在校生11人をはじめ、教職員、来賓らを合わせて約190人が出席。藤田校長は、80年の長きにわたって受け継がれてきた同校の伝統を振り返るとともに、教育活動を支えてくれた全ての人たちに謝意を伝えた。
同校は、昭和18年に紋別郡滝美国民学校濁川分教場として開校。22年の学制改革で滝上町立濁川小中学校に改称されたのち、25年に中学校が滝上中学校に分離統合され、現校名となった。教育目標「心豊かで たくましく 進んで行動する子~夢いっぱい(学ぶ力) 愛いっぱい(思いやる力) 力いっぱい(たくましい力)」のもと、地域に根差した教育活動を80年にわたって展開してきた。
閉校式では、はじめに、清原尚弘町長が式辞を述べた。「本校の教育目標である“心豊かで たくましく 進んで行動する子”を多く送り出し、卒業した児童がそれぞれの時代で社会のあらゆる場面で活躍していることは本町にとって大きな誇り」とし、それらは「歴代の校長先生をはじめ、教職員の方々の教育への熱意とたゆまぬ努力、地域住民の支援と協力のたまもの」と敬意を表した。
在校生に向けては「本校で学んだ知識と伝統を胸に新しい出会いや仲間と過ごす時間を大切にしていってほしい」と伝え、今後の成長に期待を寄せた。
続いて、同校の藤田校長があいさつ。社会の変化とともに子どもたちに求められる能力が変わっていく中で「本校の児童たちに変わらず受け継がれてきたものは“はつらつさ”である」と話し「日々の学習や行事、児童会、遊びの中でもみんなが仲良く元気に活動し、教職員も子どもたちの屈託のなさに支えられ、共に歩むことができた」と同校での歩みを振り返った。
児童に対しては「濁川小学校は80年の歴史に幕を閉じるが、学校教育目標の“夢いっぱい 愛いっぱい 力いっぱい”という言葉は皆さんの心に深く刻まれているはず。中学校に行っても大人になっても、この言葉を胸に大いに学び、人に優しく、チャレンジし続けてくれると信じている」と伝えた。
最後に、児童会長の長屋星莉叶さん(5年)と副会長の藤井愛奈さん(4年)が「“夢いっぱい 愛いっぱい 力いっぱい”の濁川小学校。大好きな濁川小学校の校旗をお返しします」と元気な声で清原町長に校旗を返還した。
(学校 2024-02-26付)
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