校長室から―未来育む札幌の学校―　生徒も教職員も主体性を　札幌市立八軒東中学校

（札幌市 2024-02-28付）

高木浩二校長

▼わが校の強み

　本校はＪＲ沿線の住宅街に位置し、商店街、飲食店も多数存在する地域に立地しています。昭和５８年開校以来、４１年目を迎えました。各町内会をはじめとする地域の皆さまが温かく生徒を見守り、地域と学校が共に生徒を育てている環境であると感じています。

　現在、生徒数３７１人で活気あふれる毎日です。生徒は意欲的に学習や学校行事等に取り組み、部活動も盛んで、放課後は吹奏楽部の美しい音色が聞こえてきます。

▼生徒の成長に向けて

　毎朝、多くの職員が生徒を出迎え、共に交わす元気なあいさつから一日がスタートします。

　本校では生徒との触れ合いを大切にし「よさ」を見つけて褒める指導を心がけています。本年度の学校行事は、以前のスタイルに戻りつつあり、生徒が主体的に活動する中で、やり切った満足した表情とたくさんの笑顔が見られました。

　これからも人間尊重の教育を基盤として、様々な個性や多様性を尊重しながら、学校教育目標「たくましく生きぬく力」の実現、目指す生徒像「ともに高めあう生徒」の育成に努めていきます。そして、生徒が安全・安心で充実した学校生活を送ってほしいと切に願っています。

▼授業づくりの工夫

　５月２２日から２４日に行われた修学旅行の２日目、岩手県洋野町で「震災学習」に取り組みました。生徒たちは、東日本大震災で住民を津波から守った高さ１２㍍の防潮堤に圧倒されながらも、命の大切さを考えるきっかけとなりました。

　また、本校のＳＤＧｓの取組は総合的な学習の時間と社会科・理科を中心に、環境破壊等の課題に対してどう行動すべきかを考える力を育成すべく「課題探究学習授業プロジェクト」を立ち上げ、校内研修の柱として取り組んでいます。

▼教職員への思い

　質の高い教育活動の推進に努めてもらい、感謝しています。心身共に健康であることが第一です。ワーク・ライフ・バランスを実現させ、各自の持つ強みを十分に発揮してもらえればと思います。

　また、教職員も生徒と同じように主体性を持って行動し、仕事にやりがいを感じながら、チーム八軒東として生徒の育成を図っていきたいものです。

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修学旅行での震災学習

(札幌市 2024-02-28付)