札幌市教委　６年度開始のＣＳ　７パートナー校区で導入　４月以降　順次運営協設置

（札幌市 2024-02-29付）

　札幌市教委は、６年度から開始するコミュニティ・スクール（ＣＳ）について、初年度は山鼻中学校区など７パートナー校区で導入する予定だ。２６日の第４回教育委員会会議で学校運営協議会規則を制定し、委員の定数や協議内容など必要な事項を定めた。４月以降、準備の整った校区から順次、学校運営協議会を設置していく見通しだ。

　ＣＳの導入に向けては、有識者らによる札幌らしいＣＳの在り方検討委員会の意見などを踏まえ①さっぽろっ子「自治的な活動」を活用し子どもの声を学校運営に反映させる②小中一貫した教育との連動―の２本柱とする方針を固めている。

　学校運営協議会規則をみると、小・中学校においては小中一貫した教育のパートナー校単位で協議会を設置し、その他の学校種は単独で設置すると定めた。必要に応じて、分科会などの下部組織を設定することを可能としている。

　委員構成には、地教行法で掲げられている地域住民や保護者などのほか、対象校の校長、学識経験者、関係行政機関職員などを示し、１５人以内を基本とした。

　対象校の経営計画、組織の編成、その他校長が必要と認める事項などについて協議し、毎年度１回以上、学校の運営状況などについて評価することとしている。

　６年度に学校運営協議会を設置予定の学校はつぎのとおり。

▽山鼻中・山鼻南小

▽星友館中

▽青葉中・新札幌わかば小

▽定山渓中・定山渓小

▽西陵中・発寒小・発寒東小

▽手稲西中・手稲西小

▽星置中・手稲北小・星置東小

(札幌市 2024-02-29付)