威圧的言動や独断指導も該当 不適切指導 処分対象に 道教委 懲戒処分の指針(道・道教委 2024-03-04付)
道教委は2月26日付で懲戒処分の指針を改正した。処分の対象として「不適切な指導」を明記。国の法改正に伴い交通事故・交通法規違反の例に「妨害運転」を追加したほか「性的姿態等映像送信」などの犯罪の新名称を記載した。
文部科学省の生徒指導提要によると、不適切な指導は「大声で怒鳴る、物を投げるなどの威圧的・感情的な言動で指導」「児童生徒の言い分を聞かず、事実確認が不十分なまま思い込みで指導」「組織的対応を全く考慮せず、独断で指導」「殊更に面前で叱責するなど児童生徒の尊厳・プライバシーを損なうような指導」「児童生徒が著しく不安感や圧迫感を感じる場所で指導」などが該当する。児童生徒の不登校などの要因になることから、文科省は懲戒処分の対象に追加するよう教育委員会に求めていた。
道教委の指針では、不適切な指導によって児童生徒を死亡・重大な傷害を負わせた場合は免職または停職、傷害を負わせた場合は停職または減給、人格・尊厳を害した場合は戒告とすることを明記した。
(道・道教委 2024-03-04付)
その他の記事( 道・道教委)
41億円を減額補正 奨学給付見込み減 教育費追加補正予算案
道教委は1日、1定道議会に追加提案する6年度教育費補正予算案を公表した。41億812万円の減額補正で、既計上額と合わせた予算額は3835億5215万円。 内訳をみると、社会教育施設管理...(2024-03-05) 全て読む
手当認定事務等の円滑化へ道教委 研修用動画を配信 事務処理理解、時間削減に
道教委は3月から、諸手当認定事務等に係るオンデマンド研修動画の配信を開始した。各種手当や旅費事務の業務遂行の注意点をまとめた5種類の動画を用意。市町村立学校の事務職員が空き時間を活用して視...(2024-03-05) 全て読む
道研 6年度事業計画案 大学等との連携強化 31講座 課題解決型研修重視
道立教育研究所の6年度事業計画案が明らかになった。プロジェクト研究においては、校内研修の企画・運営に関する研究など5点を設定するとともに、シンクタンク機能の発揮に向けて、道教委と大学等との...(2024-03-05) 全て読む
経産省 働き方改革で補助金創設 民間サービス導入を支援 全国で体験会 近く事業者登録
経済産業省は「働き方改革支援補助金2024」を創設した。授業、生徒指導、部活動、事務処理など学校の様々な業務を効率化・省力化する民間企業のサービス導入を支援するほか、サービス体験会を全国で...(2024-03-04) 全て読む
多世代で楽しむ場創造 道教委 実証事業の成果報告 官民連携 企業との共創モデルへ
道教委は2月29日、札幌市内のかでる2・7で「官民連携でスポーツを考える成果報告会」を開催した。余市町、鷹栖町、比布町と連携して取り組んだスポーツ庁の委託事業「地域スポーツ連携・協働再構築...(2024-03-04) 全て読む
公立高入選 再出願後の状況 全定計2万4341人 再出願者は計2193人
道教委と札幌市教委は1日、6年度公立高校入学者選抜に係る再出願後の出願状況を発表した。一般出願者数は、全日制・定時制を合わせて2万4341人。全定合わせた全体平均倍率は0・93倍で、出願変...(2024-03-04) 全て読む
道教委の部活動等人材バンク 札幌市教委と連携開始 指導人材発掘へ情報共有
道教委は、ほっかいどう部活動・地域クラブ活動サポーターバンクにおいて札幌市教委との連携を開始した。札幌市立学校での指導を希望する人材を登録対象として追加。札幌市教委と情報を共有する。 ...(2024-03-01) 全て読む
道教委が取組事例集公開 生徒主体で校則見直し 道立高18校 「自ら守る」姿勢に
道教委は道立高校の校則見直しの取組事例集を作成し、ウェブページで公開した。頭髪・制服に関する制限緩和、ジェンダー平等への配慮など生徒主体の取組で校則を見直した18校を掲載。生徒自ら校則を考...(2024-03-01) 全て読む
稚内市立2校に栄誉 宗谷局 管内教育実践表彰
【稚内発】宗谷教育局は21日、稚内市立増幌小中学校と稚内市立宗谷中学校で5年度管内教育実践表彰の表彰状授与式を執り行った。山﨑義一局長が両校を訪問し、両校長に表彰状を贈呈。児童生徒の成長に...(2024-02-29) 全て読む
上川管内いじめ対策連絡協が会合 見逃さない姿勢大切に 未然防止へ取組と成果共有
【旭川発】上川管内地域いじめ問題等対策連絡協議会は2月上旬、上川合同庁舎で5年度第2回会合を開催した。オンライン参加を含めて、管内の市町村教委や校長会、道警旭川方面本部生活安全課などから5...(2024-02-29) 全て読む