稚内市立2校に栄誉 宗谷局 管内教育実践表彰(道・道教委 2024-02-29付)
稚内増幌小中
【稚内発】宗谷教育局は21日、稚内市立増幌小中学校と稚内市立宗谷中学校で5年度管内教育実践表彰の表彰状授与式を執り行った。山﨑義一局長が両校を訪問し、両校長に表彰状を贈呈。児童生徒の成長につなげる教育活動への貢献をたたえるとともに、今後のさらなる活躍と飛躍を願った。
受賞概要はつぎのとおり。
▼稚内市立増幌小中(畠山博次校長)
同校は、増幌学(最北学)を通じてふるさとのことを学ぶとともに、探究する力を育む教育を系統的に行っており、質の高い探究的な学びを進めてきた。
増幌学では、小学校第3学年から段階的に地域や稚内について学び、中学校第3学年では日常の中から課題や疑問を見いだし、解決に向けて学習の成果を発表する過程が、児童生徒の資質・能力の育成の一助となっており、その教育実践は高く評価できる。
▼稚内市立宗谷中(木藤健史校長)
昭和43年から「ふるさとに学ぶ産業教育」に継続して取り組むとともに、令和5年度から「北海道ふるさと教育・環境教育等推進事業」に協力校として参加している。
総合的な学習の時間では、1年生で漁労体験、2年生でタコ・ホタテ燻製製造の体験、3年生では、地域の海産物の特徴や良さを修学旅行先でPRおよび販売実習を行っている。
地域の特産物の特徴や良さを知るために、宗谷漁業組合等の協力のもと、実際に活貝殻むき実習、タコ燻製作り等を行い、地域の産業について、自分事として考え、ふるさとへの理解と愛着を深める教育を行っており、その継続的な教育実践は高く評価できる。
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稚内宗谷中
(道・道教委 2024-02-29付)
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