架け橋として活躍を　道・ＮＺ高校生交換留学出発式　道教委

（道・道教委 2024-03-13付）

北海道・ニュージーランド高校生交換留学促進事業出発式

　道教委は９日、新千歳空港で本年度から新たに実施する北海道・ニュージーランド高校生交換留学促進事業の出発式を行った。高校教育課の石黒千栄子課長補佐は参加する生徒５人に「北海道とニュージーランドの架け橋となるよう、帰国後も全道各地で活躍してほしい」と期待を寄せた。

　事業は、本道と海外の高校生が相互に異文化を体験し、国際的視野やコミュニケーション能力を持った人材を育成するとともに、両国・地域との友好親善を目指すもの。

　道教委とエデュケーション・ニュージーランドは、２年に教育分野に関する覚書を締結。コロナ禍の影響による中止を経て、今回初めて実現した。

　出発式では、石黒課長補佐が「ホームステイ先との親睦を深め、スクール・バディなどニュージーランドの生徒たちと積極的に交流し、貴重な体験を積み重ねてほしい」とし、将来、北海道とニュージーランドの架け橋となるよう、帰国後の活躍に期待した。

　生徒たちは、ニュージーランドの高校生宅に約２週間ホームステイしながら、ワイヌイオマタ・ハイスクールに留学し、先住民のマオリ族の文化・習慣等を学ぶほか、自己紹介や自分が住む街のプレゼンテーションなどを行う。

　また、ニュージーランドの生徒は、ことし９月に来道。受け入れ校などで、マオリ族の伝統舞踊「カパハカ」を披露する予定。

(道・道教委 2024-03-13付)