小樽商科大・道経産局が連携協定 スタートアップ創出支援 高校生の企業家教育推進へ(学校 2024-03-29付)
小樽商科大道経産局が連携協定
小樽商科大学と経済産業省道経済産業局は25日、小樽商科大札幌サテライトで包括連携協定に関する調印式を執り行った。小樽商科大の穴沢眞学長と同局の岩永正嗣局長が協定書に署名。両者は今後、スタートアップへの支援や高校生に対するアントレプレナー教育に連携して取り組む。
協定の内容は①創業・スタートアップ支援等の産業振興②地域活性化を担う多様な産業人材の育成③地域サテライト等を活用した地域活性化―の3点。同局が大学と単独で連携協定を締結するのは今回が初。
両者はこれまでも、地域の産業振興や人材育成の推進に向けた連携を多分野で進めており、協定締結を機に一層の連携を深め、本道の産業人材の育成を図る。
具体的には、小樽商科大が設置する「地域サテライト」を拠点にスタートアップ創出の支援を本格化させ、小樽商科大ビジネススクール修了生とスタートアップとのマッチング支援を開始する。
また、起業家を輩出する機運の醸成を図る「NoMaps イノベーションキャラバン」を道内の高校で開催。本道を代表する企業経験者による講演や生徒とのディスカッションを行うほか、高校のカリキュラムにおける企業家教育の導入についても検討する。
穴沢学長は、高校生を対象とする企業家教育の推進に期待し「これまで築いてきた取組を一層発展させ、北海道経済の発展に寄与したい」、 岩永局長は、経済・社会的課題に官民が協力して課題解決に取り組むことは意義があるとし「大学と政府の機能を重ねることで地域の活性化に一層貢献できると考える。北海道全域の産学連携の強化に寄与できるよう、精いっぱい取り組んでいきたい」と力を込めた。
(学校 2024-03-29付)
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