北海道千歳リハビリ大が入学式　未来支えるセラピストに　夢の実現へ第一歩踏み出す

（学校 2024-04-09付）

北海道千歳リハビリテーション大学・入学式

　学校法人淳心学園（松木謙公理事長）が運営する北海道千歳リハビリテーション大学（伊藤俊一学長）は６日、同大で入学式を挙行した。未来のセラピストを目指す８期生９５人が新たな一歩を踏み出した。

　同大では、全国に類を見ない「障がい予防リハビリテーション」の教育を柱に、少数ゼミ制度などを実施し、優秀な理学療法士、作業療法士を育成し社会に送り出している。

　入学式では理学療法学専攻７６人、作業療法学専攻１９人、計９５人の入学許可を宣言したあと伊藤学長が式辞。日本が超高齢社会となっている中「多様なニーズに応えられる資質の高いリハビリテーション医療を担うことができる専門職の養成がますます強く求められている」とその重要性に言及し、同校の４年間にわたる障がい予防のカリキュラムや教育活動、研究活動について「全国の医療系大学のモデルとなっている」などと説明した。

　学生たちに向けては「４年間の学びを通じてわが国の健康増進に貢献できるスペシャリストへの第一歩を歩んでほしい。他を尊重しながら多様性を受け入れて４年後、力強く巣立ってほしい」と期待を寄せた。

　続いて、松木理事長が祝辞。「高度な専門知識と、豊かな教養を身に付けた信頼されるセラピストを育成したいとの思いから大学を設立した」と述べ「国内有数の教員陣による恵まれた教育環境の中で教職員や学友と共に、これからの４年間、有意義に過ごしていただきたい。国家資格取得に向け頑張って」とエールを送った。

　来賓の横田隆一千歳市長の祝辞に続き、新入生を代表し作業療法学専攻の坂本真香さんが宣誓。「夢実現への第一歩を踏み出すことに身の引き締まる思い」と語り「幅広い専門知識や技能を身に付け、さらには高い倫理感と豊かな人間性を養い、２１世紀の医療を支えるセラピストになれるよう懸命な努力を続けていきます」と力強く述べた。

(学校 2024-04-09付)