札幌工科専門学校が第44回入学式 69人の新たな一歩祝う 社会支える技術者目指し(学校 2024-04-09付)
札幌工科入学式
本道唯一の土木系・緑地系専門学校である学校法人常松学園(常松哲理事長)札幌工科専門学校(三上敬司校長)は4日、札幌サンプラザで第44回入学式を挙行し、入学生69人の新たな一歩を祝った。出席した来賓は社会を支える技術者を目指し、有意義な学生生活を送るよう、期待を寄せた。
同校は、測量士、土木施工管理技士、造園施工技士など、多くの資格を卒業と同時または有利な条件で取得できる。
また、建設業界の人材不足に対し、企業が社員を同校に委託生として入学させると、学費の一部を免除する企業委託制度を取り入れ、積極的な人材の育成に尽力している。
本年度の入学生は、環境土木工学科14人、造園緑地科8人、測量情報科21人、環境土木・造園施工管理科26人の計69人。うち高校などからの一般入学が19人、企業委託生が47人、社会人入学生が3人と社会に出てから同校で技術力を磨くケースが目立つ。
保護者や来賓、企業関係者が見守る中、三上校長が式辞。「本校は長きにわたって、優秀な人材を輩出し、信頼を得てきた。この良き伝統を守り、未来を切り開いていけるような技術者を目標として勉学に励んでほしい」と期待した。
来賓あいさつに移り、開発局の柿崎恒美局長は、インフラDXやi―Constructionなどデジタル化が進む建設業界の現状に触れ「新技術を扱うことができる技術者が必要不可欠であり、最先端技術を学ぶ皆さんに対する社会からの期待は極めて大きい」とし「技術者として誇りと覚悟を持って北海道の明るい未来を切り開いてほしい」と激励した。
道の鷲尾亨建設部技監は「卒業後はそれぞれの専門分野で即戦力として期待されている。デジタル世代に生まれ育った皆さんが連携・協力し、未来の北海道をつくっていってほしい」とエールを送った。
最後に新入生を代表して環境土木工学科の木村琥亜さんが「建学の精神である剛穀不屈、自主創造を胸に、学則をよく守り、粘り強く勉学に励み、立派な技術者となるよう努力する」と宣誓した。
(学校 2024-04-09付)
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