教育実習生を育てる教員へ 実習指導 サポートガイド公開 教職志望向上へ道教委(道・道教委 2024-04-05付)
道教委は「実習指導サポートガイド」を公開した。教育実習生を育てる教員用に作成したもので、授業実践に挑戦するスケジュールの例や留意点、実習指導のアイデアリストを掲載。実習生の実情に応じて活用し、主体的で個別最適・協働的な教育実習の参考とするよう呼びかけている。
道教育大学のアンケートによると、教育実習で教職志望が高まったと回答した学生の割合は73%。子どもと触れ合う喜びややりがいを感じる学生が多くいる中、「低下した」との回答が8・0%と一定数いる状況にある。
資料は、教育実習生を受け入れる学校を支援するため作成したもの。実践と省察を通して成長を実感できる「理論と実践の往還」の重要性などこれからの実習指導の在り方を示している。
授業実践に挑戦するスケジュール例は学生の状況に応じた3パターンを用意。主体的、個別最適・協働的に学ぶ教育実習が効果的であることから、実習生自身が必要な学びを考え、活用できる工夫が必要としている。
道内の学生、学校の管理職や実習担当教員から集めたアイデアリストも掲載。初任段階教員と交流する機会を設定したり、大学と相談して本人に適した授業時数を設定したりするなど、達成感を得る実習のポイントを示している。
(道・道教委 2024-04-05付)
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