JA共済など3団体が寄贈 事故から子を守ろう 道教委に交通安全教本
(道・道教委 2024-04-08付)

小学生低学年向け交通安全教育用教本寄贈
齊藤生徒指導・学校安全担当局長(右から3人目)が目録を受け取った

 JA共済連北海道、道交通安全協会、道警は4日、道教委に小学生低学年向け交通安全教育用教本を寄贈した。道内小学校の道徳の授業等で活用してもらおうと4年度から作製・配布しているもので、道路の安全な歩き方や、安全な自転車の乗り方などを掲載している。今後、全道の小学校948校に配布し、交通安全教育の一層の推進を図っていく。

 道内における小学生の交通事故被害は、年々減少傾向に推移していたものの、3年から増加傾向に転じ、5年は前年比45件増の248件と大幅に増加した。

 学年別では、1年生が最も多く、低学年(1~3年生)で全体の7割を占め、目的別では、登下校中が全体の6割を占めるなど、小学生の交通事故被害の防止が急務となっている。

 教本は、4年度からJA共済、道交通安全協会、道警が協力して作製しているもの。

 4日には、道庁別館で教本の寄贈式を挙行し、JA共済連北海道本部から佐藤久本部長と竹島史剛普及部長、道交通安全協会から堀内巌専務理事、道警から藤原学交通部総合対策管理官、道教委から齊藤順二生徒指導・学校安全担当局長と大槻直広生徒指導・学校安全課長が出席。佐藤本部長が齊藤局長に教本の目録を手渡した。

 教本は、発達段階に合わせた分かりやすい内容となっており、小学校1~3年生向けにそれぞれ用意。道路の安全な歩き方や信号・標識の見方、安全な自転車の乗り方、危険性を予測する道路の写真などを掲載している。

 今後、12万8500部を道内の小学校948校に配布。ホームルームや道徳の授業などで活用し、子どもたちの交通安全意識を高める。

(道・道教委 2024-04-08付)

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