マザーズルーム設置の佐呂間中 開設以来延べ350人利用 教職員の心と体の健康改善に
(市町村 2024-04-12付)

 【網走発】昨年9月、産休や育休明けの教職員のために全道初、全国で2番目にマザーズルームを設置した佐呂間町立佐呂間中学校(安田吉雄校長、教職員24人)において、開設以来延べ350人を超える教職員の利用があった。

 男女を問わず教職員の休憩や少人数の打ち合わせにも利用されるなど、気軽で身近なリラックスできる場所として教職員に認識されている。短時間の休憩から少人数での打ち合わせやオンラインミーティングなど使用目的は多岐にわたり、長期休業期間にはランチタイムに職員の交流の場としても利用されており、教職員の心と体の健康改善に貢献している。

 効果を感じているのは若手教職員に多く、職員室では学年団ごとに机が配置されているため、どうしても学年団を越える交流は滞りがちとなっている。しかし、マザーズルームでは休憩時間や部活動終了後に先輩職員からのアドバイスをもらう場所にもなっているなど、チーム学校の絆づくりにも一役買っている。

 1日に育児休業から復職した女性教諭は、保育所の慣らし保育期間に子どもと出勤し、マザーズルームで子どもを見守りながら安心して業務整理を行うなど広く活用している。復職した職員は「本当にありがたい。これから出産をする職員がいる学校にもこのような部屋があったらうれしい。私もつわりがひどく、その時にこの部屋があればどんなに良かったかと思う」と感想を述べた。

(市町村 2024-04-12付)

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